学芸大学駅近くの盛岡じゃじゃ麺専門店「やまねこ軒」、じわり人気に

学芸大学駅東口からすぐ、どこか懐かしい古民家風の外観が目印の盛岡じゃじゃ麺専門店「やまねこ軒」

学芸大学駅東口からすぐ、どこか懐かしい古民家風の外観が目印の盛岡じゃじゃ麺専門店「やまねこ軒」

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 学芸大学駅東口に3月にオープンした盛岡じゃじゃ麺専門店「やまねこ軒」(目黒区鷹番3、TEL 03-6412-8963)が、都内では数少ない「盛岡じゃじゃ麺が食べられる店」としてじわじわと人気を集めている。

この味が癖になるという盛岡じゃじゃ麺専門店「やまねこ軒」のじゃじゃ麺(中サイズ)

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 盛岡じゃじゃ麺は、岩手県盛岡市でわんこそば、盛岡冷麺と並んで「盛岡三大麺」と称される麺料理。うどんのような平打ち麺に特製肉みそ「じゃじゃみそ」とキュウリ、おろしショウガをのせ、好みでおろしニンニク、酢、ラー油をかけ、よく混ぜて食べるもの。麺を食べ終えたあとは、皿に生卵を割り入れて熱々のスープを注ぎ、じゃじゃみそや調味料を加えて作る「チータンタン」まで味わうことで「盛岡では『じゃじゃ麺を食べた』と実感する」のだという。

 同店を経営する川村コーポレーション(岩手県盛岡市)は、盛岡のソウルフード・じゃじゃ麺の文化を東京に広めたいと出店。使用するじゃじゃみそは、地元人気店「香醤」が同店のために作った特製みそで、ひき肉やシイタケ、黒ゴマ、ナッツなどのうま味を加えた独特の風味が特徴。麺も香醤と同じ製麺所から直送するが、東京ならではのファストフードを意識して通常は10分前後かかるゆで時間を7分にまで短縮したオリジナル麺を使用。適度なモチモチ感とのどごしの良さは、盛岡出身の客にも好評を得ているという。

 メーンメニューのじゃじゃ麺は、麺の量で小(600円)、中(700円)、大(800円)、特盛(900円)、超特盛(1,000円)をそろえる。「じゃじゃみそ水ギョーザ」(380円)、「みそ田楽」(150円)などのサイドメニュー、焼酎(全380円)、ソフトドリンク(全200円)も用意する。

 「盛岡の人間は『じゃじゃ麺』と聞くと食べたさのあまりワクワクしてしまうが、オープン当初は混ぜて食べる方法も含めて独特の味に驚いて戸惑うお客さまも多く、『もう二度と来ない!』とおっしゃった方もいたほど。でもじゃじゃ麺は2度、3度と食べていくと癖になる味で、そのお客さまも今や常連(笑)」と盛岡出身の畠山隆一店長。

 一軒家を改造した古民家風の店内(10坪)には、カウンター席とテーブル席計22席を用意。盛岡に関する本や情報紙などもそろえ、「盛岡出身のお客さまには懐かしさを、それ以外の方には旅行のきっかけとなるよう盛岡の情報も発信していけたら」とも。

 営業時間は11時~14時、17時~翌1時(日曜・祝日は22時まで)。月曜定休。6月末まで「じゃじゃ麺食べてみませんかキャンペーン」で中サイズを500円で提供しており、7月ごろから「冷やしじゃじゃ麺」の提供も予定する。

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