天童木工オフィシャルショップ「天童木工PLY(プライ)」(世田谷区深沢4)で現在、「天童木工PLYコレクション展『天童木工アーカイヴス』」が開催されている。
今年創業70周年を迎える老舗家具メーカー「天童木工」(山形県天童市)。世界でも有数の卓越した成形合板(プライウッド)技術を持ち、柳宗理(やなぎ・そうり)や長大作(ちょう・だいさく)など日本のモダンデザインのパイオニアたちと生み出した名作家具は、その高いデザイン性が認められて仏ルーブル美術館やニューヨーク近代美術館(MoMA)にも収蔵されている。
展示では、同店が所蔵する1950~1970年代にデザインされた同メーカーの貴重な家具モデル約10点を公開。現在は生産中止となったものや、素材調達が困難になったため現在は仕様を変更して生産されているモデルのオリジナルなど、デザインされた当時の資料を通してその軌跡を紹介する。
「今回は、1970年~1971年の1年間のみ生産されていた『プライチェア』の幻のアクリルモデルも展示している。これらの家具を通して、創業70周年を迎えた『天童木工』の歴史をご覧いただければ」と同店ストアマネジャーの田邉睦実さん。
営業時間は11時~20時。今月20日まで(今月8日は定休)。