フィンランド政府観光局(以下、MEK)は10月1日、期間限定のカフェ「フィンランド・カフェ2007 自由が丘」(世田谷区玉川田園調布2、TEL 03-6427-6965)を環状8号線沿い・玉川田園調布交差点近くにオープンした。
同カフェは、食・デザイン・音楽・ファッションなどを通して「フィンランドの今」をプロモーションすることを目的にMEKが2002年秋より主催する企画で、代官山(2002年~2003年)、中目黒(2004年~2005年)、赤坂(2006年)と移動開催して今年で6回目となる。
今年のメーンテーマは、「自然(Luonto)」。2005年環境持続可能性ランキングで世界1位に選ばれるなど自然と人間の共生を重んじる国柄から、巨匠アルヴァ・アアルトさんに代表されるフィニッシュ・デザインも「自然」がモチーフになっているものが数多い。今回はカフェ店内ディスプレーをはじめ、イベントプログラムも「自然」に関連した内容を展開していく。
同カフェ内は、フィニッシュ・デザインの椅子とイッタラの食器・カトラリーで統一され、フィンランドのカフェチェーン「ロバーツコーヒー」やフィンランドビール「ラピンクルタ」を飲みながら食事が楽しめる。週末にはフィンランド・バーもオープンする。
イベントプログラムは、毎年恒例のフィンランド・デザイナーによるワークショップが行われ、ヨハンナ・グリクセンさんとアンナ・ルオホネンさんによる「ファッション&テキスタイルワークショップ」(10月31日、11月1日)や、カティ・エロさんによる「ヴィンテージ・マリメッコで作るクリスマス・オーナメント教室&ヴィンテージ・モダンデザインセミナー」(10月16日、17日、19日)を開催(要事前予約)。
このほか、フィンランドを代表する映画監督、アキ・カウリスマキ作品を上映する「ムービー・ナイト」(10月12日)、フィンランドのベーシスト、アトロ・ウェイド・ミッコラのスペシャルトリオによる「ジャズライブ」(10月27日、28日)、各種ミニセミナー、カフェで使用した家具やテーブルウエアなどを販売する毎年恒例の「フリーマーケット」(11月3日)も開催する。
MEK日本局長の能登重好さんは「自由が丘はファミリーを中心とした来場者が見込まれるので、ぜひ新しい層のお客様にフィンランドを知っていただく機会になれば。週末は混雑が予想されるが、平日はフィンランドの新聞などを眺めながらゆったりとカフェタイムを楽しんでいただけるのでお勧め。まずは何かしらのイベント参加を通して『フィンランド』の魅力を知って楽しんでもらいたい」と話す。
営業時間は、火曜・水曜・木曜=11時~21時。金曜・土曜・日曜・祝日=11時~23時。月曜定休(10月8日は除く)。11月3日まで。