自由が丘南口に10月10日、日本製雑貨とアパレルのセレクトショップ「katakana(カタカナ)」(世田谷区奥沢5、TEL 03-5731-0919)がオープンする。
「日本のカッコイイを集めたお土産物屋」がコンセプトの、自由が丘「katakana」
「日本のカッコイイを集めたお土産屋さん」をコンセプトにする同店は、日本製の日常雑貨をメーンに取り扱うセレクトショップ。店名の「カタカナ」は、自国の伝統文化と外国からの文化を融合するバランスの面白さにこそ日本の魅力がある、と考えるオーナーの河野純一さんが、外来語などを表記する日本語のカタカナにイメージを重ねて名付けたという。
20年近くアパレル業界でバイヤーやMD(マーチャンダイザー)を経験してきた河野さんは、仕事で海外へ行くと現地の人から「日本のものはかっこいい」とよく言われたという。「『日本』という切り口で日常的にあるものを意識してみると、地方の土産物店にある小物でも確かに良いものが多いことに気付かされた。プレゼンの仕方を変えればもっと光り輝くのでは、と考えたのが開業のきっかけ」と話す。
出店場所は、自由が丘南口の九品仏川緑道近くの路面店。店舗面積は14坪。白を基調とした店内は、シナ合板棚や古い日本製の作業台を什器に使うなどシンプルで、どこか懐かしさを感じさせる雰囲気に仕上げた。
商品構成は文房具、食器、リビング雑貨など。主な商品は、ピンクやパープルなど海外限定色11色をそろえる「ぺんてるサインペン」(105円)、青森県弘前市に伝わる幾何学模様の刺し子・こぎん刺しの生地を使ったくるみボタン(4種類=420円~840円)、転写技術でカジュアルな柄がそろう九谷焼絵皿、アフリカの布地を使って神戸の傘職人が作る洋傘、和歌山産シュロほうきなど。
アパレルは「トレンドに左右されず、5年たってもお気に入りの一着になるものを選んだ」といい、大阪のファッションレーベル「no control air」など日本ブランドのシャツやパンツなどをそろえる。
ターゲットは30~40代の男女だが、「自由が丘は海外からの旅行者も多いので、彼らにもぜひ興味を持ってもらえたら。日本の日常的にあるものを再編集することで、新たな発見を提供できる店にしていきたい」。
営業時間は11時~20時。第1・3水曜定休。