学芸大学駅東口にあるギャラリー「YUKARI ART CONTEMPORARY」(目黒区鷹番2、TEL 03-3712-1383)で1月8日より、同ギャラリー3周年を記念した展覧会「vol.2『ゴミとITとわたし』」が開催される。
「糸で描く線の作家」いしかわかずはるさん、ライブドローイングの様子
同展では、若手現代アーティストとして各方面から注目を集める淀川テクニック、泰平さん、いしかわかずはるさんの3組を取り上げる。
同ギャラリー代表でディレクターを務めるみつまゆかりさんと彼らとの出会いは2006年。みつまさんが審査員として参加していた、アートフェスティバルとコンペの複合イベントとして知られる「GEISAI」でスカウト。彼らのグループ展を企画したところ大変好評を得たことが、「新進気鋭の若手現代美術家のみマネジメントする」同ギャラリーオープンのきっかけの一つになったという。
大阪・淀川を拠点に、周辺に落ちているゴミや漂流物を使って作品を制作するアートユニット・淀川テクニック(柴田英昭さん・松永和也さん)が今回出展するのは、大木とその木のまわりで羽を休める鳥たちの姿を捉えた作品。全て材料はゴミで、元のゴミからは想像もつかないような「鳥」の姿が見どころに。
「インターネット時代のアート」をテーマにユニークな活動を行う泰平さんは、ユニークなインスタレーション作品を発表する。「糸で描く線の作家」いしかわさんは、キャンバスに糸で描いた温かみを感じさせる絵画作品を大小取り混ぜて発表する。
「個性とオリジナリティーあふれる3組のアーティストが『今、見せたいもの』を自由気ままに展示する。成長著しい『4年後の彼ら』をぜひ目撃していただければ」(同ギャラリー)。
オープニングイベントとして同日、「『輪ゴム塾』By 淀川テクニック柴田英昭」(17時~)も開催。「皆さんに輪ゴムと仲良くなる方法を10分~15分ほどでやさしく丁寧に伝授する」(柴田さん)というユニークな企画で、自由に参加できる。
営業時間は、木曜~土曜=11時~19時、水曜=事前予約制(最終日は17時まで)。日曜~火曜休廊。2月5日まで。