環八通り沿いにあるデザインセレクトショップ「D&DEPARTMENT PROJECT 東京店」(世田谷区奥沢8、TEL 03-5752-0120)で5月19日、地域の伝統工芸と出会った日本全国の若手作家による「アクセサリー」を紹介する「NIPPON VISION 4 accessories 東京展」が始まった。
「SIRI SIRI」のアクセサリーを手がけるラタン職人による「ラタン編のワークショップ」作品イメージ
同店独自の視点「ロングライフデザイン」を基に年に一度、一つのテーマで47都道府県を俯瞰(ふかん)で眺めて検証する企画「NIPPON VISION」シリーズとして開かれる同展。4回目となる今年は、各地域の伝統工芸や地場産業の技術を取り入れてデザインされた若手作家による新しい感覚の「アクセサリー」を取り上げる。
「都心のファッションメゾンでバランスのよいクリエーションの視点を得て、ふる里に戻った(若い作り手の)彼ら、彼女らが、今『アクセサリー』にどんな可能性を見いだそうとしているのか。作り手の日常をぜひご覧いただければ」と、同企画キュレーターのナガオカケンメイさん。会場では、ナガオカさんが選んだ全国のアクセサリーを都道府県別47のテーブルで展示販売する。
一例として、北海道・幸愛硝子「ガラスドロップペンダント」(4,200円)、岩手・こしぇる工房アッド「南部炭染コサージュ」(3,150円)、富山・金津沙矢香さん「切り子模様のネックレス」(6,300円)、京都・un deux「つまみ細工リング」(7,875円)、岡山・聡八「備前焼ネックレス」(6,090円)など。
同展と連動して、東京都現代美術館シニアキュレーターの関昭郎さんと、クリエーティブ・ディレクション事務所「メソッド」代表の山田遊さんによるトークイベント(今月21日15時~)や、東京のジュエリーブランド・SIRI SIRI「ラタン編のワークショップ」(同28日12時~、14時~)を開くほか、店内には「NIPPON VISION 東京スペシャルコーナー」も設ける。
営業時間は12~20時。今月31日まで。