都立大学駅・高架線路沿いにある「ギャラリー ハッコウしゃ」(目黒区中根2、TEL 090-1850-3939)で10月9日より、「第4回 おかみさん展『Kosmos, Cosmos』」が開かれる。
専攻や学年、年齢はさまざまだが、メンバー9人全員が多摩美術大学造形表現学部出身の女性アートユニット「おかみさん」。メンバーがかっぽう着姿で来場者をもてなす、というユニークなコンセプトで活動している。
同ユニットの作品展は、絵画やコラージュ、映像、照明作品など多岐にわたるのが特徴。「毎回、展示する場所やオーナーさんと対話をしながらテーマを決め展示空間を作っていく」といい、今回は会場を「Kosmos(宇宙)」と「Cosmos(コスモスの花)」の2つのスペースに分けて作品を展示する。
「デザインやアートなどのくくりにとらわれずにやっているので、同じ空間にバラバラの作品が展示されると『カオス』な雰囲気はある。ただ、なぜかみんなどこか似ているところがあるので(笑)、そんなつながりのある空気感を感じ取っていただけたら」とメンバーの田村奈緒さん。
期間中、初のコラボ企画・おかみさん×高橋三左商店(横浜市)による「おかみさん麦茶」(予価5袋入り=200円、10袋=400円)も販売。麦茶は、これまでの作品展で来場者に提供して好評だったもので、メンバーがパッケージを手掛けた。
同時に、過去3回の「おかみさん展」作品を一堂に公開する企画展「おかみさんのおもひでぽろぽろ2009-2010」を、「Quantum Gallery & Studio(クァンタムギャラリーアンドスタジオ)」(中根2)で開催(今月9日・10日・15日)。両ギャラリーは至近距離にあり、「初めて『おかみさん』に来ていただく方にもぜひ見ていただきたい」とも。
営業時間は12時~19時(水曜は18時まで)。火曜・木曜定休。今月15日まで。