自由が丘北口・自由通り沿いに7月1日、青汁専門店「natural-lism（ナチュラルリズム）」（目黒区自由が丘1、TEL 03-6421-1806）がオープンした。

青汁専門店「natural-lism」オリジナル商品、「遠赤オーガニック kale57」とアイスクリーム

　有機JAS認定農園で栽培した愛媛県産ケールを、遠赤外線を利用した独自の製法で一貫生産する「遠赤青汁」（愛媛県東温市）の青汁食品を販売する同店。同社は全国百貨店などの催事販売やインターネット販売がメーンだが、業務提携する同店が常設で販売。アンテナショップとしての役目も担う。

　店舗面積は約11平方メートル。白と木目を基調とした店内には青汁試飲もできるソファスペースを設け、ケールや農園の紹介映像を流す。

　取り扱うのは、同店オリジナル青汁商品「遠赤オーガニック kale57」シリーズ。各種ビタミンやミネラル、食物繊維など57種類の成分が含まれるケールを低温乾燥したもので、「粒」「粉末」の2種類がある。

　ベーシックの粒タイプ（500粒＝4,200円、1000粒＝7,875円）、粉末タイプ（100グラム＝3,066円）、ヨーグルトと有機納豆、酵母菌を有機黒糖で発酵培養した酵素液が入った「＋酵素液」（500粒＝6,825円）、ケールと同じく同社有機栽培による黒ニンニクを加えた「＋酵素液＋黒にんにく」（同＝8,925円）など。

　原材料のケールは成分が豊富に含まれるという冬季限定栽培にこだわり、苦みが少なく、自然な甘みがあるのが特徴。「有機栽培で無添加なので、赤ちゃんのミルクや離乳食にもおすすめ」だという。

　そのほか、天然ミネラルを含む極楽糖を使った「遠赤オーガニックkale57アイスクリーム」や「有機八片黒ニンニクアイスクリーム」（各400円）、「有機八片黒にんにく」（300グラム＝7,350円）、高知県産ショウガとコスタリカ産の有機黒糖をブレンドした「遠赤ショウガ黒糖」（300グラム＝1,575円）なども。

　「開業のきっかけの一つとなったのは、昨年の東日本大震災。家族が内陸被災したことから調べたところ、現地で足りないのが野菜だった。青汁は健康食品としてはもちろん、備蓄できる非常食野菜にもなる」とオーナーの渡辺文野さん。

　オープンして約1カ月。20～30代の妊婦や子育て中の女性、健康に関心のある50～60代をメーンにじわじわと利用客が増えているという。「薬のような即効性はないが、青汁を『身近な野菜』として気軽にライフスタイルに取り入れてもらえたら」とも。

　営業時間は11時～19時。水曜定休。8月下旬よりインターネット販売も予定している。