東横線・都立大学駅周辺のショップやギャラリーで6月21日、アートイベント「@キャンドル(R)ナイト(T)」が開催される。
昨年の冬至に開催した、とりつば「キャンドルナイト」店内展示の様子
イベントを主催する「とりつば」は、同駅エリアのショップ店主やアーティストなど6組が集まり、主にワークショップ形式でアート性のある「みんなが集まれる場所」を企画するユニット。これまでも夏至・冬至の時期に合わせてキャンドルナイトを開催し、街を回遊する要素も加わって街全体に広がりを見せている。
今回はキャンドル作家を中心とした6人のアーティストと6つのスペースがコラボレーション。それぞれ異なるテイストの作家を迎え、キャンドルの灯火で楽しめるアートの世界を演出する。
食器・キャンドルの雑貨店「Clave.(クラーヴェ)」(目黒区平町1)は「Le petit bonheur(ル・プティ・ボヌール)」河野靖子さんと、ヘアサロン「ゆるり」(中根1)はキャンドル作家・牛島功美子さん、オリジナルジュエリーショップ「LCF」(同)は和ろうそくブランド「Haze(ヘイズ)」とそれぞれコラボし、店内で展示を行う。
キャンドルをメーンにしたインスタレーション展示では、「Quantum Gallery & Studio(クァンタムギャラリーアンドスタジオ)」(中根2)が「Enoch(イーノック)」と、額装・額縁専門店「newton(ニュートン)」(八雲1)が抽象画家・藤澤江里子さん、アトリエ&ギャラリー「890(ハチキュウゼロ)」(八雲2)が「Milkvetch Candles」Fusaさんとそれぞれコラボする。
「キャンドルの明かりで店内を照らすのは普段なかなか目にすることのない不思議な風景。(これまでの開催では)たまたま帰宅途中のサラリーマンの方なども足を止めて展示を楽しまれていた」とクラーヴェの青木辰徳さん・未来さん。同店では店内に40~50個のキャンドルをともし、今回は「物語の中の世界」をイメージしたキャンドルディスプレーを行う。
明かりが持つ優しさに気分もやわらぐのか、来店者同士がフレンドリーに交流する様子も見られるという。「個々の参加店舗が面白く、それぞれに趣向を凝らしたおもてなしを計画している。街を巡って楽しんでもらえたら」とも。
開催時間は19時30分~22時。各会場でキャンドル作品の販売もあり、一部会場では同日以降も展示を行う。イベントマップなど詳しい内容は「とりつば」公式サイトで確認できる。