日本製雑貨とアパレルのセレクトショップ「katakana（カタカナ）自由が丘店」（世田谷区奥沢5、TEL 03-5731-0919）は現在、「MERIのルームシューズ」展を開催している。

ニット製布ぞうりタイプのルームシューズ「MERI」の各シリーズをそろえた店内の様子

　MERI（メリ）は、ポロシャツの襟などに使われるリブニット製造をメーンに手掛ける「小高莫大小（こだかメリヤス）工業」（江東区）による国産ルームシューズブランド。編み地（メリヤス）の製造過程で出る端切れを青森の布ぞうり職人に譲ったことがきっかけで、同社のメリヤスと青森の職人による布ぞうりタイプのルームシューズを開発、昨年から自社ブランド製品として販売している。

　同社が製造するぞうり専用の太い編みひもは、夏は涼しく冬は温かく、給水速乾性に優れた東レの機能性素材「エアレット」を使用。ぞうりの土台部分は柔らかな肌触りとクッション性があり、鼻緒でフィット感も調整可能。職人が約2時間かけて作るという手作りならではの温かさ、「北欧」をテーマにしたデザイン性も相まって、各地の展示販売会で好評を集めているという。

　昨年、同社の布ぞうりと出合った店主の河野純一さんは、「これまで『布ぞうり』というと昔ながらの和風のものが多く、それはそれで風情があるが今のファッションには合わない部分があった。『MERI』は従来のものと比べてカラーリングはもちろん、履き心地も各段によい」という。

　今回取り扱うのは、鼻緒の部分に小花柄のリバティプリントなどを用いた女性向けデザインシリーズ「Anne」、ビタミンカラーやボーダーなどの男性向け「Hans」、リネンやコットンを使ったシンプルな大人向け「Tove」（以上6,300円）、鼻緒部分にコサージュやアニマルモチーフをあしらったかわいらしい「Ellen」（6,510円）の4シリーズ。いずれも専用シューズ袋付き。

　「抗菌防臭性もあり、水洗いも可能。持ち運びもしやすいので旅行用のルームシューズとしてもおすすめ」（河野さん）とも。サイズはS（21～23センチ）からLL（27～29センチ）までそろえ、在庫切れの場合は注文も受け付ける（商品の受け渡しは約2週間）。そのほか、同社製品「ニットチューブ」（1,680円）も販売する。

　営業時間は11時～20時。同時開催「西伊豆まつり」ともに9月2日まで。