学芸大学の写真専門店「モノグラム」(目黒区鷹番2)で現在、公募写真展「みんなの大好きな台湾&日本」が開かれている。主催は雑誌「カメラ日和」(第一プログレス)、同店が運営するコミュニティーサイト「カメラピープル」、雑貨屋「gg(ジジ)」。
台湾と日本の交流を目的としたカメラと写真のイベント「こんにちはこんにちはフェスティバル」の一環として行われている同展。「あなたの大好きな台湾」または「あなたの大好きな日本」を応募テーマに、公式サイトを通じて両国から応募があった作品の中から入賞作品20点、ノミネート作品50点を展示している。
同展を企画したモノグラムのミヤモトタクヤさんによると、ここ数年、日本をはじめアジア圏で「写真を撮ること」が盛り上がっているという。その理由として、スマートフォンやマイクロ一眼レフカメラ普及の影響が大きいようだ。
「中でも台湾では、日本人が好む『空気感』を表現する写真の撮り方に興味のある方が多い。すでに両国では旅行者の行き来も多く、食やスポーツなどの親交も数多く行われているように『写真』でもつながりの持てる関係を築きたいと考えた」とミヤモトさんは話す。
台湾からの応募作品には、日本の風景とは違う台湾の景色や来日時に撮影した日本の写真なども見られ、通常開催しているフォトコンテストとはまた異なる風情が感じられたという。
作品は台湾・台北にあるカメラ雑貨店「東京正宗」でも同時展示されており、「台湾・日本それぞれの方から見た日本の魅力・台湾の魅力を写真で感じていただけたら」とも。
開催時間は12時~20時。9月14日まで。