日本製雑貨とアパレルのセレクトショップ「katakana(カタカナ)自由が丘店」(世田谷区奥沢5、TEL 03-5731-0919)で現在、4周年記念イベント「木展-あそぶ木、かざる木、おいしい木-」が開かれている。
(写真)「大館曲げわっぱ」の老舗・栗久、柴田慶喜商店による各種弁当箱
イベントのテーマは「木」。日本各地で作られている木製プロダクトを「遊び」「飾る」「食べる」などさまざまな視点でセレクトした約100アイテムをラインアップする。
湘南在住の木工作家・遠藤マサヒロさんが手掛けるのは木材を使った暮らしの道具。アメリカンブラックチェリーやブラックウォールナットなど木肌の美しさと深みのある色合いが目を引くカッティングボード・プレート各種(3,800円~1万円)のほか、ランプシェイドやウォールベースなどもそろえた。
同店開店当初からの定番商品の一つ、天然の秋田杉で作られた器「大館曲げわっぱ」。ふたを開けた瞬間の杉の香りがすがすがしく、「器自体に余分な水分を吸収して湿度を調整する機能があり、ご飯のおいしさは格別。1日でも早く『曲げわっぱ仲間』を増やしたい(笑)」と自身も愛用者だという店主の河野純一さん。今回は老舗の「栗久(くりきゅう)」「柴田慶喜商店」による各種弁当箱(8,000円~)などを扱う。
岡山の「玩具造形いとひや」による「どこでもギア(はぐるまマグネット)」(1,100円~)は木製歯車のおもちゃ。平面だけでなく机などの角(2平面)に置いても歯車がかみ合って回転する不思議な動きが面白い。
「木で作られたものは手に触った時に心地よさがあり、何かしら心に落ち着きが生まれ幸せが広がっていく。特に日本人にとって『木』は特別な存在なのでは」と河野さん。海外で加工された安価な木製製品も多いが、「一つ一つきちんと作られたものは私たち使い手に伝わってくるものがある」とも。
期間中、木製おもちゃのワークショップなども開催。「けん玉達人によるけん玉パフォーマンス」(10月13日)、「木のおもちゃ作家コマームの絵付けワークショップ」(10月12日・13日)、「木のブロック『モクロック』1000ピース遊び放題」(同)など。
営業時間は11時~20時。今月24日まで。