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自由が丘のギャラリーで写真家・阿部健さんの写真展-食事をしながら写真鑑賞

写真家・阿部健さんの作品展「bustle,like a letter」より

写真家・阿部健さんの作品展「bustle,like a letter」より

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 自由が丘駅前のギャラリー「DIGINNER GALLERY WORKSHOP(ディギナー ギャラリー ワークショップ)」(目黒区自由が丘1、TEL 03-6421-1517)で11月15日、写真家・阿部健さんの作品展「bustle,like a letter」が始まる。

先行開催中の「旅するピリカタント書店」展(写真)とのコラボ企画

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 同ギャラリーで開催中の企画展「旅するピリカタント書店」とのコラボ企画となる同展。阿部さんがこれまで影響を受けてきた本やエッセーなどと合わせて写真作品を展示するほか、「ピリカタント書店」主宰の西野優さんによる展示内容とリンクしたフードも提供。ギャラリー内にテーブル席を用意し、食事をしながらアートが鑑賞できる内容となる。

 1980(昭和55)年神奈川県生まれの阿部さんは、日本写真芸術専門学校2部報道・芸術写真科を卒業。複数のカメラマンのロケアシスタントを経て、写真家・平野太呂さんに師事。2009年フリーフォトグラファーとして活動を開始し、さまざまなメディアで作品を手掛けている。

 ピリカタント書店は2012年、本と日用品を販売する食堂として下北沢でオープン。現在は店舗を持たない「旅する」スタイルで、本やフードをキーワードに各地でイベントやワークショップを開いている。同展初日は、阿部さんの作品から着想を得たオリジナルメニューを提供する予定だという。

 今回の展示スタイルやコラボを企画した同ギャラリーオーナーの鈴木宏信さんは「アート作品をより日常に取り込む上で必要な、生活の中のくつろぎや安らぎ、時間といったものを、空間を通してあらためて感じていただきたい。それが今回の展示での試み」と話す。

 「ギャラリーという箱の性質上、作品と対峙(たいじ)したときの緊張感も必要」と鈴木さんは考えるが、今回はもっと気楽に鑑賞できる場を提供したいという。作品だけでなく、作家の好きなものにも触れられる展示を加えることで、「その人の視点をより理解してもらい、例え抽象的なイメージでいいので鑑賞者それぞれが何かを考えてもらえたら。そんな時間を提供したい」とも。

 営業時間は12時~20時(最終日は17時まで)。月曜休廊。今月21日まで。先行開催中の「旅するピリカタント書店」展は24日まで。

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