自由が丘のエコバス「サンクスネイチャーバス」がバス停増設計画

自由が丘駅エリアと八雲3丁目エリアをつなぐ「サンクスネイチャーバス」は27人乗りのミニバス。お年寄りや子ども連れ、観光客らの足として活躍する

自由が丘駅エリアと八雲3丁目エリアをつなぐ「サンクスネイチャーバス」は27人乗りのミニバス。お年寄りや子ども連れ、観光客らの足として活躍する

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 自由が丘エリアをメーンに廃油で走るコミュニティーバスを運行するNPO法人「サンクスネイチャーバスを走らす会」(目黒区自由が丘3、TEL 03-5729-2511)が、今年度中に目黒区との協働事業としてエコイベント開催やバス停増設などを計画していることがわかった。

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 「サンクスネイチャーバス」は、自由が丘エリアの無料コミュニティーバスとして1997年に運行を開始。運営費は、地元企業・店舗・個人からの会費や協賛金で賄い、燃料には飲食店や家庭から出た食廃油(VDF=ベジタブル・ディーゼル・フューエル)が使われている。この取り組みは地域主導型エコプロジェクトの先駆けとして多くのメディアに取り上げられ、「ロハスな街」として自由が丘が知られるきっかけにもなった。

 今年2月には、先進的な環境保全の取り組みを行っている目黒区内の事業者や団体を対象とした「平成19年度エコチャレンジ顕彰式」で目黒区より感謝状が贈られた。授賞式で同法人の初代会長で現理事の島田孝克さんは「10年間も(有志からの拠出金で)コミュニティーバスの運行が継続できているということは、自由が丘地域にお住まいの皆さんがエコに対する意識をはじめすべてにおいてハイ・レベルな方々であると感じる」とコメントしている。

 この「エコチャレンジ顕彰」がきっかけとなり、同法人事務局にはサンクスネイチャーバスの視察希望や取材、廃油回収についての問い合わせがさらに増えているという。事務局担当者は「今後も地域の皆様とともに『それぞれが取り組めるエコ活動』として取り組んでいきたい。取材や視察を通して、自由が丘から社会の環境保全に対する意識の啓蒙を発信していければ」とも。

 今年度中には、目黒区との協働事業としてエコをキーワードとしたシンポジウム開催、バス停設置場所・廃油回収場所の増設などが予定されている。

サンクスネイチャーバスを走らす会(公式サイト)メード・イン・アキタのハイブリッドカー、秋田県庁に展示(秋田経済新聞)秋田に導入予定の「ベロタクシー」、愛称を一般公募(秋田経済新聞)ベロタクシーがクイナ保護に協力-飲み物買うと10円を寄付(那覇経済新聞)茅ヶ崎のNPO法人がベロタクシー導入へ-今月から試運転開始(湘南経済新聞)

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