甘味店「銀座立田野 自由が丘店」(目黒区自由が丘1、TEL 03-5726-8517)が現在、ブランド創業130周年を記念したあんみつを販売している。
1895(明治28)年創業の老舗甘味店「銀座立田野」写真は銀座時代の旧外観
銀座立田野は1895(明治28)年創業の老舗甘味店だが、2015(平成27)年に銀座本店が、2021年までに全支店が閉店。その後、復活を望む声を受け、日本茶がテーマのカフェ「nana's green tea(ナナズ・グリーンティー)」を手がける七葉(目黒区)が運営を引き続ぎ、2023年には常設店舗「銀座立田野 自由が丘店」をオープンした。
看板メニューといえば、昔ながらの製法で作る「あんみつ」。創業時から続く製法で北海道十勝産の小豆を炊き上げ、滑らかな口溶けが特徴のあんと、天日干しした天然の晒(さら)し天草を使うことで自然な弾力と潮の香りが特徴の寒天に、「深いコクと上品な甘さを両立した」という特製黒蜜を合わせて仕上げる。
今回の記念メニュー「銀座立田野130周年あんみつ」は、季節に合わせたフルーツと、ソフトクリームを添えた特製クリームあんみつとして提供する。イートインで1日20食限定。価格は1,300円(煎茶、玄米茶、ほうじ茶から選べるお茶付き)。
旧経営時代から銀座立田野に携わってきた大人一幸店長は「130年という長い年月、銀座立田野ののれんを守り続けることができたのはお客さまあってのこと。これまでの感謝を、伝統の味わいとともにお届けできれば」と話す。
営業時間は11時~20時。12月31日まで。