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老舗甘味店「銀座立田野」が復活へ 自由が丘に常設店

「銀座立田野 自由が丘店」では定番「こしあんみつ」(写真手前・左)やしるこ、パフェなどの甘味メニューをイートインで提供する

「銀座立田野 自由が丘店」では定番「こしあんみつ」(写真手前・左)やしるこ、パフェなどの甘味メニューをイートインで提供する

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 あんみつの名店として知られ、一昨年までにのれんを下ろした甘味店「銀座立田野」が7月20日、「銀座立田野 自由が丘店」(目黒区自由が丘1、TEL 03-5726-8517)として復活オープンした。運営は七葉(目黒区)。

「銀座立田野 自由が丘店」外観

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 銀座立田野は1895(明治28)年創業の老舗甘味店だが、2015(平成27)年に銀座本店が、2021年までに全支店が閉店し、事業継続を断念していた。その後、七葉が運営を引き継ぎ、同社が4月にオープンした食の複合施設「nanaha jiyugaoka(ナナハ・ジユウガオカ)」(同)にテイクアウトのみの限定店舗として出店。併せて、都内百貨店や商業施設で催事販売を行ってきた。

 常設店舗としての復活オープンについて、同社担当者は「老舗の看板を守りたい、愛してくださる多くのお客さまにまた喜んでもらいたいという強い信念があり、復活を望むお客さまのたくさんの声に後押しされた」と話す。

 場所は自由が丘北口のサンセットエリア地区・通り沿いのビル路面で、同社が手がけていたカフェ「kissa nanaha」跡。席数は、テーブル=30席、カウンター=8席。定番の「あんみつ」はイートインと併せ、テイクアウトでも提供する。

 主力メニューは、昔ながらの製法で作るという寒天とオリジナルのあんこを使った「あんみつ」。注文時に「こしあん」または「つぶあん」が選べる。定番の「小倉あんみつ」「こしあんみつ」(850円)をはじめ、「クリーム白玉あんみつ」「抹茶クリームあんみつ」(以上1,000円)など計8品を用意する。

 創業当時から受け継いできたというレシピと製法で作る「しるこ・ぜんざい」メニューは、「田舎しるこ」「御膳しるこ」「冷やし田舎ぜんざい」(以上880円)、「冷やしクリーム白玉ぜんざい」「冷やし抹茶クリームぜんざい」(以上980円)の計5品。

 胴釜で練り上げて作るという「わらび餅」(820円)、「わらび餅のきな粉パフェ」「抹茶パフェ」(以上1,200円)のほか、白玉や求肥(ぎゅうひ)などの追加トッピングメニュー(100円~200円)もそろえる。夏季限定で「季節の甘味 かき氷」も用意。自家製の蜜を使った「宇治金時」「ほうじ茶金時」「苺(いちご)ミルク金時」(以上1,000円)など提供する。

 ドリンクは、京都・宇治のお茶専門店「売茶(ばいさ)中村」の茶葉を使った「煎茶 颯々(さつさつ)・一会」(各650円)、「玄米茶」(600円)、「抹茶ミルク(温・冷)」(700円)など。

 今後は「銀座立田野の代名詞『釜飯』の販売も予定している」という。

 営業時間は11時~20時。

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