自由が丘北口エリアの自由通りに10月7日、台湾茶葉・茶器専門店「純正台湾茶 茶山人家(ちゃさんじんか)」(目黒区自由が丘1、TEL 03-5701-8777)がオープンした。
同店は、「新鮮な無農薬・有機栽培の純正台湾烏龍茶をリーズナブルな価格で台湾茶・中国茶ファンに届けたい」をコンセプトに、オーナーの中口大蔵さん自ら現地で買い付けてきた常時30種類の茶葉と各種茶道具をそろえる。
中口さんは、仕事で台湾へ足を運ぶうちに台湾茶の香りとその味わい、人々がゆったりと茶を楽しむに雰囲気に魅せられて同店名のオンラインショップを開業。台湾茶の魅力をより多くの人に直接伝えたいと、拠点を北海道から東京へ移して初のリアルショップ出店を決めた。
店舗面積は約7坪。店内は、台湾で特注したという木製什器で統一して現地の「茶荘」の雰囲気を感じさせる造り。湯を下で受ける構造の「茶盤」を設置して、目の前で台湾茶を入れる試飲サービスも行う。
茶葉の販売は「50グラムパック」がメーンで、主力商品は「凍頂烏龍茶」(1,200円)、「東方美人茶」(1,600円)、「阿里山金萱茶」(1,600円)、「梨山烏龍茶」(2,400円)など。そのほか「ハマナス紅茶」(ティーバッグ8個=960円)などティーバッグで楽しめるお茶もそろえる。
茶器など茶道具全般も取りそろえ、台湾で縁起がよいとされるコウモリと桃をあしらった茶杯「蟠桃(ばんとう)聞飲杯」(860円)や日本の急須にあたる「茶壺(ちゃふ)」(3,000円前後~)のほか、ペットボトル感覚で持ち歩けるストレーナー付きのポット「行動杯」(小=2,900円、大=3,600円)といった珍しいものも。
お茶の楽しみ方について、中口さんは「台湾茶や中国茶は、手間と時間をかけてお茶を入れる『工夫茶(ゴンフーチャー)』という作法があるが、茶道のような難しいルールはなく、いれ方の基本さえ守れば誰でもおいしく飲めるもの。まずは台湾茶を実際に飲んでいただき、その香りと味を知っていただければ」と話す。
平均価格帯は1,800円~2,000円前後。地元・近隣に住み、お茶に興味を持つ20歳代後半以上の客層を見込む。「今後は台湾茶のいれ方教室なども展開できれば」(中口さん)とも。
営業時間は10時~20時。水曜定休。