緑が丘文化会館(目黒区緑が丘2)で月1回開かれている「おふくろ料理教室」が6月9日で1周年を迎えた。見学方式で気軽に料理を学べることから幅広い年代の受講生を集めている。
同講座は、簡単で早くておいしいがコンセプトの「おふくろ料理」を考案した料理研究家・森山雪江さんによる家庭料理教室。森山さんの料理の手際の良さに加え、明るく世話好きな人柄と絶妙なトークで、小平市の自宅で開講する料理教室も好評という。
幼少のころから祖母や母の手ほどきを受けて料理を学んだ森山さんのレシピは、和・洋・中と幅広いが、その調理方法はいたってシンプル。「料理は手間暇かければおいしいものができるが、毎日作るものだけに難しい料理だと誰もやらない。そこで考えたのがこの『おふくろ料理』だった」と森山さん。あくまで普通目線で、時には参加者からのリクエストやアイデアも取り入れながらアットホームな家庭料理を提案する。
当日、授業で作ったのは、生クリームとしょうゆで煮詰めた「豚ヒレ肉の生クリームソテー」、骨まで丸ごと食べられる「アジの甘辛空揚げ」、じゃがいもと粉チーズがポイントの「たっぷり野菜炒め」、シフォンケーキの4品。そのほか森山さんが料理の合間にさっと作ったスープやごはん、漬け物なども加わり、参加者からは「簡単だけれどおいしい」「自宅へ帰ってさっそく妻と一緒に作りたい」などの声が上がっていた。
同講座をプロデュースするイベントプランナー「ぢゃがいも」さんこと原正寛さんは「あるセミナーで森山先生と出会い、その料理のおいしさと人柄に引かれて授業をお願いした。口コミやミクシィのコミュニティーを通じて参加者が集まり、普段作る料理のレパートリーやアレンジも広がったと好評をいただいている。今のスタイルを続けながら、より多くの方に森山先生の魅力を伝えられたら」と話す。現在は平日開講のみだが、今後は週末クラスも予定している。
参加料は1,500円(試食、レシピを含む)で、次回開講は7月7日10時~11時45分。問い合わせ・申し込みは、ミクシィコミュニティーまたはメール(masahirohara44@hotmail.com)で受け付ける。