自由が丘北口のヒルサイド通りに11月14日、ミックススパイス専門店「香辛堂」(目黒区自由が丘1、TEL 03-3725-5454)がオープンした。
同店は、約40種類のスパイスを取りそろえ、客の注文を受けてからその場でひきたてを調合して提供。スパイスに塩や調味料などを配合して使いやすくした同店オリジナルのシーズニングスパイス約30種類をメーンに、スパイスをブレンドする楽しさを提案する。
熊野神社近くにある同店の店舗面積は約6坪。レンガ壁の外観で、店内の木製棚には量り売り用のスパイス、シーズニングスパイス類が並ぶ。
海外の旅行先でスパイスのおいしさに目覚め、趣味が高じて開業したオーナーの勝又聖雄さんは「スパイスは一つ加えるだけで、いつもの料理がおもてなし料理にもなる。スパイスは敷居が高いと感じる方も多いようだが、初心者は手軽に使えるシーズニングスパイスから始め、自分の好きなスパイスを少しずつ探していってほしい」と話す。
シーズニングスパイスの主なラインアップは、天然うま味調味料として昆布を配合した「香辛堂シーズニング」(750円)、鷹の爪入り「香辛堂チキン」(950円)、山椒入り「和風チキン」(850円)、カレー用「ガラムマサラ」(610円)、「カシミールカレー」(900円)など。チキンや魚につけて焼くだけ、ごはんにかけるだけでも楽しめる。平均価格は20~30グラム前後=800~850円。
そのほか、ピンクペッパーが入った「香辛堂トーストシュガー」(640円)、メキシコ産「ハバネロ」(1グラム=32円、30グラム=950円)などもそろえる。
当初ターゲットは、近隣に住む料理好きの30~40代女性を想定していたが「意外と男性客も多く、男女比は半々。10代後半~20代の若いカップルも多く、カレー用シーズニングスパイスなどが好評」(勝又さん)とも。
今後は、ホットスパイスワインなどのクリスマスメニューに対応した「クリスマスギフトセット」販売や、料理研究家らとタイアップしてのレシピ紹介や料理教室を予定している。
営業時間は11時~19時。水曜定休。