等々力の住宅街に4月10日、フレンチレストラン「Jeanne d' Arc(ジャンヌダルク)」(世田谷区等々力2、TEL 03-5760-6323)がオープンした。
静かな住宅街の隠れ家的フレンチレストラン「Jeanne d' Arc」
同店シェフの半田勝也さんは、都内のフランス料理店、ホテルのメーンダイニング勤務を経て渡仏。三つ星レストランで修行を重ね、帰国後は北海道のオーベルジュで料理長と支配人を歴任。厳選した北海道の食材を使って地産地消に取り組んだ「北海道フランス料理」で、独自のスタイルを確立した。
今回の出店は、「オーベルジュの利用客の多くは東京からのリピーター。そうした皆さんが住むエリアで、クリエーティブで本格的なフレンチを気軽に楽しんでいただけるメゾンスタイルの店を手がけたいと考えていた」と半田さん。あえて自由が丘の雑踏から離れた住宅街に店を構え、独自の空間づくりを目指したという。
店舗面積は約60坪で、席数は最大50席。バス停前の通りから階段を下りた半地下にあり、晴天時にはテラス席(8席)も設ける。半田さんが設計から手がけたという店内は、赤と黒を基調にモダンテイストな雰囲気に仕上げた。
メニューは、北海道はじめ全国から産地直送で仕入れた食材を使ったコース料理。ランチは女性向けの「ベル マダム」(2,310円、3,150円)、「お昼のシェフお任せコース」(4,725円、5,250円)を用意する。ディナーは、本日のアントレ、メーンディッシュ、デザート、バケットと北海道日高産のバター、カフェまたはエスプレッソが付いた「我が家のおもてなし」(3,675円)のほか、「四季の恵み」(ハーフコース=1万500円、フルコース=1万3,650円)、完全予約制の「シェフスペシャリティ」(1万5,750円)も。
カフェ&カフェフードは、半田さんがパリ修業時代に通ったカフェの雰囲気を取り入れたアラカルトメニューを用意。フレンチスタイルにアレンジしたパスタやリゾットを提供する「カフェの日替わりのメーン料理」(1,890円)のほか、サンドイッチ(1,260円~)、デセール(皿盛り)スタイルの各種デザート(895円~)などをそろえる。
中でもパスタは、「既存のフレンチのスタイルにはない、他店では味わえない新しい味を」と考える半田さんこだわりのメニュー。エビやカニを使った濃厚なビスクソースなど、パスタとも相性のよいフレンチソースが味わえる。
ワインは常時40種類・150本をそろえ、グラスワインを650円~3,000円で提供する。
「世田谷・目黒周辺のマダムたちにここまで足を運んでいただくだけの価値あるフレンチ、そして都心のレストランとはひと味違う新しい楽しみ方を提供していきたい」と半田さん。
営業時間は、ランチ=11時30分~15時、カフェ=15時~18時、ディナー=18時~21時30分。月曜定休。貸し切りパーティーや、自由が丘にある貸衣装店・フローリストとコラボしたウエディングプランも受け付けている。