自由が丘の街案内人「セザンジュ」、活動開始から半年-夏服に衣替え

自由が丘駅周辺をメーンに来街者向けに自由が丘の街案内を行う「セザンジュ」たち。さわやかな水色のベレー帽と制服が目印

自由が丘駅周辺をメーンに来街者向けに自由が丘の街案内を行う「セザンジュ」たち。さわやかな水色のベレー帽と制服が目印

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 自由が丘の街を巡回して来街者へ街案内を行うサービス「セザンジュ」は活動開始から半年を迎えた6月6日、水色の制服に衣替えした。

さわやかな夏服に衣替えした「セザンジュ」の学生スタッフたち

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 同活動は、自由が丘が東京都の体感治安改善事業のモデル地区として昨年指定された「安心・安全の街づくりプロジェクト」の一環。毎週日曜日に「セザンジュ」スタッフを駅周辺に配置し、事故を未然に防ぐ「見せる安全」を目的とした街中巡回のほか、人気スポットへの道案内やイベント時の整理作業などを行っている。

 メンバーは地元・産業能率大学(世田谷区)の女子学生で構成され、同大経営学部の授業科目「自由が丘イベントコラボレーション」の一環として活動。学生たちは、座学授業で防犯訓練やAED講習、サービス接遇などを学び、現場実習に臨む。当初は学生10人で開始した同活動も、今年4月に新入生10人が仲間入りして計20人となり、来街者の認知度も日ごとに高まっている。

 「活動当初は、来街者の方から質問を受けても的確に答えられないときもあり、学生たちは自分たちの勉強不足をひしひしと感じていた。しかし活動外の日でも自主的に自由が丘の街を歩いて多く寄せられる質問内容をリサーチしたり、開店した店へ出かけたりするなどの努力を重ねてきたことで、現在は街案内を利用される皆さまからもおおむね好評を得ているようだ」と、授業を担当する武内千草准教授。

 案内人名称「セザンジュ」は今春の一般公募で決まったもので、フランス語で「彼女の天使たち」を意味する。「自由が丘駅前に立つ女神像(=彼女)に代わって、街を案内する天使たち」との思いが込められているという。

 「セザンジュである学生たち自身が、自由が丘の街の一番のファンになり、街への愛着の気持ちを来街者の皆さんへも伝えていけたら」。

 同活動は毎週日曜15時~18時。

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