イタリアに本社を置くテーブルウェアブランド「guzzini」の日本1号店となるオンリーショップ「guzzini KOMAZAWA PARK SIDE（グッチーニショップ・駒沢パークサイド）」（世田谷区深沢2）が10月5日、駒沢通り沿いにオープンした。

　同ブランドは、1912年にイタリアで創業。1930年代に当時新素材だったプラスチックをキッチン用品に転用して成功、1950年代からは建築家をはじめ世界で活躍するデザイナーたちとのコラボレーションで斬新なデザイン・品質・機能性を追及したテーブルウェアを次々と開発。現在は調理家電、ステーショナリー、インテリアなども展開する。

　今回の出店は、イタリアスイーツブランド「BABBI」など海外ブランドのブランディングを手がけるMDF（世田谷区）が「guzzini」日本総代理店と契約を結んだもの。国内では百貨店などで取扱いがあるが、同ブランド商品のみ販売する店舗は初。同社では、今回の出店を皮切りに多店舗化を目指す。

　売り場面積は33.37平方メートル。駒沢通り側を全面ガラス張りにし、同ブランドロゴを白くペインティング。白を基調とした店内には、「ROSSO（赤）」「ROSA（ピンク）」「ARANCIO（オレンジ）」「GIALLO（黄）」「VERDE（緑）」「BLU（青）」に色分けしたテーブルウェアをディスプレイし、同ブランドの特徴でもあるプラスチックのポップな色づかいが引き立つよう照明は蛍光灯を配した。このほかフライパンなどの調理器具、ステーショナリー類など合計116品目を扱う。

　商品は、陶器とプラスチックとの組み合わせによるテーブルウェアがメーン。「デミタスカップペアセット」（5,250円）、「ピッチャー」（3,675円）、「ボール＆サーバーセット」（7,350円）、「トレー」（8,400円）」など。

　同店について、広報担当の河内謙吾さんは「かわいらしい色使いとデザイン性、機能性、さらに手頃な値段ということもあってギフト用品としての購入が多く見受けられる」と話す。同店からは駒沢公園や住宅展示場が近いこともあり、散歩やモデルルーム見学のついでにテーブルウェアをのぞいてみようという幅広い年齢層の家族客を見込む。

　営業時間は11時～21時。