80年代~90年代の「ビンテージMTB」、深沢「天童木工PLY」で展示販売

ビンテージMTBを専門に取り扱う「フルマチバイシクル」(写真は同店がレストアしたアメリカ・キャノンデール社製MTB)

ビンテージMTBを専門に取り扱う「フルマチバイシクル」(写真は同店がレストアしたアメリカ・キャノンデール社製MTB)

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 天童木工オフィシャルショップ「天童木工PLY(プライ)」(世田谷区深沢4)で3月10日より、ビンテージのマウンテンバイク展示販売「Vintage MTB EXHIBITION」が開催される。

ビンテージMTBを専門に取り扱う「フルマチバイシクル」ショップロゴ

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 山道などで自由に走行できるように考案された自転車「マウンテンバイク(以下、MTB)」の発祥は、1970年代後半のアメリカ。1980年代初頭に量産化が開始され、現在では街乗り自転車としても定着している。しかしMTBとしての歴史はまだ浅く、当初は山岳地帯などで使われ車体も壊れることが多かったことから「初期のモデルに関しては今や発祥国のアメリカですら圧倒的に現存数が限られている」という。

 同イベントを主催する「フルマチバイシクル」(新潟県中央区)は、昨年9月にオープンした「ビンテージMTB」を専門に取り扱うセレクトバイクショップ。ニュージーランド出身のメカニック、ドン・スピーデンさんがレストアするMTBはすべてサスペンションがなく、海外から輸入した車体を一度全て解体してから再度組み上げたもの。「当時のモデルをできるだけ忠実に再現するよう、欠損パーツは入手可能な限り発売当時のものを探し出してオリジナルにこだわる」という。

 今回展示販売するのは、80年代から90年代にかけて生産されたビンテージMTB約10点。現在のMTBでは使われていない変速システムやブレーキ、既に倒産した東京・岩井製作所製の幻のパーツと言われる「SUNTOUR(サンツアー)」を使うなど、黎明(れいめい)期ならではのメカがふんだんに用いられているのが特徴。

 「日本ではあまり見ることがない80年代の製品がレストアされ、完成品となった当時のままのMTBをご覧いただける。自転車には詳しくない方でも、その美しい姿を見ればきっとMTBの魅力のとりこになること間違いなし」とドン・スピーデンさん。価格帯は7万円~30万円で、展示品の試乗も可能。

 営業時間は11時~20時。今月27日まで(23日は休み)。

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