環八通り沿いにある家具・生活雑貨のデザインセレクトショップ「D&DEPARTMENT PROJECT TOKYO」（世田谷区奥沢8、TEL 03-5752-0120）で現在、「NIPPON VISION HOKKAIDO」が開催されている。

旭川・東栄民芸が手掛ける、手のひらサイズの「木彫り熊ミニ」

　独自の視点「ロングライフデザイン」をもとに、毎年日本全体を眺めて自分たちの国を再認識することを目的としたプロジェクト「NIPPON VISION」の一環。D&DEPARTMENT代表のナガオカケンメイさんが2009年に発刊したデザイントラベルガイドブック「d design travel 北海道」とも連動しながら、北海道のロングライフなものづくりの魅力を伝える。

　今回は札幌店スタッフが「北海道らしさ」を基準にして選んだ、北海道の歴史と文化を伝えるアイテムを紹介。ラインアップは、クッキーや飲料などの食品類、木工製品、雑貨、書籍など全15品目。

　一例として、「木彫り熊ミニ」（840円）は昔から工芸品として知られるサケをくわえる熊の像を、約6センチサイズにミニチュア化したもの。この道40年のベテラン職人による手彫りで、愛らしい姿が目を引く。

　「店頭・ネットショップ共に在庫切れになるほど人気を集めているのが、道産フレッシュバターのみ使った子グマの顔の形のバターあめ『プーちゃんバター飴（あめ）』（588円）。ネットショップでは『木彫り熊ミニ』もかなり好評を頂いている」と同店広報担当の甲野藤祐子さん。

　今年夏には、「d design travel」読者を対象に現地で北海道の魅力を体感するイベント「北海道ぐるぐる」も予定する。「今回の企画で北海道に関心を持っていただき、訪れるきっかけにしていただけたら」とも。

　営業時間は、ショップ＝12時～20時、ダイニング＝11時30分～23時（金曜・土曜は24時まで）。水曜定休。4月24日まで。