学芸大で「無職」の異業種交流会-夢追いかける無職の人たちを応援

「『無職』という選択肢もあることを知ってもらいたい」と話す、「無職の異業種交流会」を主催するセブ山さん

「『無職』という選択肢もあることを知ってもらいたい」と話す、「無職の異業種交流会」を主催するセブ山さん

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 東横線・学芸大学駅西口のコワーキングスペース「TREE7 Coworking(ツリーセブン コワーキング)」(目黒区鷹番3)で12月7日、「無職だって人脈が欲しい!第2回 無職の異業種交流会」が開催される。

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 参加対象はビジネスマンや起業家ではなく、「意識の高い『無職』の皆さん」と一風変わった同会。ビジネスにつながる人脈を築くのと同じように、横のつながりを結ぶ場がなかなか見つけられない無職の人たちに「新たな刺激を受け、新たな仲間を見つけられる場所を提供したい」と企画された。

 「通常の異業種交流会は無職にはとても冷たい。しかしこの交流会はそんなことはない。なぜなら主催者も含めて参加者全員が無職だから(笑)」と話すのは、ウェブ上でさまざまな企画などを手掛けている主催者のセブ山(木村貴則)さん。今年の夏、渋谷のコワーキングスペースで同会を開催したところ、参加者からは「無職前提で話が始まるので無駄な煩わしさもなく、すぐに打ち解けて本当の自分をさらけ出せた」との声が多く聞かれ、「予想以上」の大盛況に。「現代人は皆、つながりに飢えているんだとあらためて気付かされた」という。

 無職といっても、フリーターやニートといったものから、就職先が決まっていない「無職予備軍」、転職活動や起業準備中の「期間限定無職」などその種類もさまざま。「働き方を自由に選べる時代になったからこそ、自分の好きなことを追求する『無職』という選択肢もあるんだよということを、もっと多くの人に知ってもらいたい」とセブ山さん。

 2回目となる今回は、コワーキングスペースやライブハウスがあるなど「自由に働く人たちが多い街」として学芸大学駅エリアを開催場所に選んだ。「今の肩書は『無職』でも、大きな夢を追いかけて頑張る彼らを応援したい」と、参加無料で開催する。

 同会について「傷の舐(な)め合いイベントだ」と言う人もいるそうだが、「それでもいいと思っている。逆に社会から離れ、一人で引きこもって傷がどんどん化膿(かのう)していくよりも、ここに参加して傷を舐め合う方が100倍まし」「あなたが探している答えは見つからないかもしれないが、答えを考えるきっかけはきっとここにある」と無職の人たちへ参加を呼び掛ける。

 開催時間は19時~23時。参加無料(ただし1ドリンクオーダーが必要、ソフトドリンク=300円、アルコールドリンク=500円)。

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