玉川区民会館ホール(世田谷区等々力3)で2月8日、コンサート「ことばで奏でる音楽会vol.2 谷川俊太郎の世界~未来を紡ぐ子どもたちへのメッセージ~」が開かれる。
(写真)2012年「ことばで奏でる音楽会」公演の様子から。元ニッポン放送アナウンサーで芸能リポーターの東海林のり子さんが朗読を初披露
同コンサートは詩や物語を通して「ことば」を声に出して表現することの素晴らしさを多くの子どもたちに伝えたいと、元テレビディレクター・プロデューサーのニーリー美穂さんと元NHKアナウンサーで現在はフリーで活動する黒田育美さんが2012年から始めた。
コンサートは通常、音楽が主体となるが、同コンサートの場合は「ことば」が主役。グループリーディングと生の音楽をコラボレーションすることで、「言葉を主役にした世界に耳を傾け、子どもから大人まで自分だけの風景や情景を頭に思い浮かべながら楽しんでほしい」という。
公演は2部構成で、第1部は子どもから大人までの一般参加によるグループリーディングと小学校の合唱団、マリンバ・打楽器奏者の大橋エリさんがコラボ。前回公演でも取り上げた詩人・谷川俊太郎さんの作品を披露する。第2部では谷川さん本人が登場し自身の作品を朗読するほか、ピアニスト・作曲家の谷川賢作さんとの親子共演も予定している。
同コンサートをプロデュースするニーリーさんはこれまで、報道やインタビュー番組、未就学児の知育番組などを手掛けてきた経験と、自身も2児の母であることから、「多くの子どもたちに『ことばのプロ』たちが残した素晴らしい作品に触れてもらい、それを声に出すことで自分の中に『ことばの引き出し』ができ、それがいつか自分のものとなって、周りの人を幸せにしたり、感動を与えたりする人になってくれたら」と期待を寄せる。
子どもから大人まで一緒に楽しめる音楽会を目指す同コンサート。「生の音楽と共に『谷川ワールド』に触れ、笑ったり、考えたり、ちょっぴり涙したり、いろんな思いを感じていただけたら」とも。
14時開演。上演時間は約2時間30分。料金は全席自由=3,500円(当日売り=4,000円)。