自由が丘北口にあるライフスタイルショップ「T.C/タイムレスコンフォート自由が丘店」(目黒区自由が丘2、TEL 03-5701-5271)が4月22日、リニューアルオープンした。運営はアスプルンド(渋谷区)。
「30~40代のヤングファミリーがくつろぐリビングルーム」を提案する2階フロア
1995年、家具や雑貨の企画・輸入・販売などを手掛ける同社が「TIMELESS COMFORT(=時代を超越した快適さ)」をコンセプトに衣食住を兼ね備えた生活提案型ショップ第1号店としてオープンした同店。現在は同店を含む22店舗を全国に展開する。
今回のリニューアルでは「上質な暮らし」をテーマに据え、基本コンセプトはそのままに「固定概念やブランドにとらわれないMD提案と商品セレクト、より素材感を大切にした品ぞろえと時代の感覚を鋭く捉えた店内を表現した」(同社)という。地下1階~2階の3フロアで商品構成を再編した。
エントランスのある1階は「食」をテーマとしたキッチン・ダイニングのフロア。今回は職人の手作りによる和食器や日本製食器のコーナーを新設した。取扱ブランドは「ストウブ」「オクソ」、デンマーク製の調理器具「スキャパン」、新潟・燕三条の調理用品ブランド「家事問屋」、「柳宗理デザインシリーズ」など。
フロア奥に併設する「TC CAFE」は壁や床、カウンターなどを一新し、オープンキッチンスタイルで「居心地のいい空間」にリニューアルした。メニューは、ストウブ鍋を使った「トマト風味のバターチキンカレー&チキンスパイシーキーマカレー」(サラダ、バゲット、ピクルス、ラッシー付き=1,450円)、「自家製アップルパイ」(750円)など。
地下1階は「プロユースのキッチン専門店フロア」としてリニューアル。フロア中央には大理石の天板を備えたキッチン台を設置し、商品の実演や実際に商品を試すこともできる。同店初の取り扱いとなる家電と包丁もそろえる。家電は「デロンギ」「バルミューダ」「アラジン」、コーヒーメーカー「ウィルファ」など。包丁は海外で人気という「三星刃物」の和NAGOMIシリーズなど。
2階は、世界各国の家具やインテリアグッズを取り扱う同社ならではのメインフロアで「30~40代のヤングファミリーがくつろぐリビングルーム」を提案する。家具はアンティークデザインがベースの「HALO(ハロ)」、実際に使われた扉などの廃材とアイアンなどの素材と組み合わせた「bina(ビーナ)」、古材チークを使った「d-Bodhi(ディーボディ)」がメーンとなる。価格帯は「HALO」ソファ=10~30万円前後。
そのほか、取り扱う家具の個性に合うラグやクッションなどのファブリック、観葉植物などのグリーンアイテムを新たに取りそろえた。ビンテージのペルシャじゅうたんを裁断してつなぎ合わせたパッチワークラグ、NY生まれのインテリアブランド「トーマス・ポール」のポップな動物プリントのタペストリー(1万8,000円)やポーチ(6,000円)など。
今回のリニューアルについて、古郡由佳子店長は「インテリア、食、暮らしを楽しむように、各フロア+カフェのトータルで店内を回遊してほしい。新しいお客さまにも来ていただけたら」と話す。「自由が丘の街はアットホームで、当店もお客さまとのコミュニケーションが多いのが特徴。スタッフはお客さまと同じ目線で使い心地の良いものを伝えており、その親近感がお客さまに受け入れられていると思う」とも。
営業時間は11時~20時(カフェは19時30分まで)。