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駒沢「東京ラーメンショー」始まる 初日は札幌・京都・新潟が人気

こだわりの一杯「京都鶏白湯」で東京ラーメンショー初参加、「らーめんキラメキノトリ」(京都市)を手掛ける久保田雅彦社長

こだわりの一杯「京都鶏白湯」で東京ラーメンショー初参加、「らーめんキラメキノトリ」(京都市)を手掛ける久保田雅彦社長

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 駒沢オリンピック公園中央広場(世田谷区駒沢公園1)で10月27日、日本全国のご当地・有名ラーメンが一堂に集まるラーメンイベント「東京ラーメンショー2016」が今年も始まった。

らーめんキラメキノトリ「京都鶏白湯」はこちら

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 「第1幕(11月1日まで)」「第2幕(同2日~6日)」の2部構成で、「ここだけでしか食べられない」ご当地ラーメンや有名店主によるスペシャルコラボラーメンなど計38種類を提供する同イベント。初日となった同日は、平日にもかかわらずランチタイム前後から来場者が増え始め、中には外国人観光客の姿も見られた。

 初日時点で人気を集めていたラーメンは、札幌みその「札幌 濃厚伊勢海老味噌」、らーめんキラメキノトリ「京都鶏白湯」、新潟拉麺協同組合 燕背脂伝承委員会「煮干し薫る『燕背脂煮干し中華そば・改』」。

 その中で、同イベント初参加の「らーめんキラメキノトリ」(京都市)が提供する「京都鶏白湯」は、鶏を長時間煮込んで白濁させた濃厚なスープが特徴。同店を手掛けるアクトマン(同)の久保田雅彦社長は「私たちはスープの取り方が下手なんですよ」と笑う。通常のラーメン店であれば200~300杯のスープが取れる寸胴鍋を使っているが、同店の鶏白湯は120杯しか取れないという。「鶏だけを長時間、丁寧に煮詰めることで出来上がる『鶏密度』の高いスープが自慢だが、東京の皆さんにこの味が通用するかどうかが楽しみ」と意気込む。

 そのほか、熊本地震復興を支援する創作コラボラーメン「がんばろう熊本!天草大王地鶏中華そば」も来場者から関心を集めていた。熊本県産ブランド地鶏「天草大王」を100%使ったスープに、九州産の無添加しょうゆを使ったしょうゆラーメンで、トッピングにも天草大王地鶏を使う。提供する「(仮)日本のラーメンを変える若手っぽい会」メンバーは「このラーメンは熊本の食材を使ったプレミアムな一杯。売上金から必要経費を除いた金額が熊本県の皆さんに届くので、ぜひ食べに来ていただければ」と呼び掛ける。

 会場では同日、来年1月に設立を予定しているNPO法人「日本ラーメンファンクラブ」設立発表会があり、元「全国ラーメン党」会長で自身のラーメンブランド「木久蔵ラーメン」でも知られる落語家・林家木久扇さんの名誉会長就任式が行われた。

 1980年代からラーメンに関する著書を多数手掛け、落語の公演で全国のラーメンを食べ歩いてきたという木久扇さんは「昔は『そば』といえば日本そばだったが、今ではラーメンのことを指すようになってきた。(自身でラーメン店を出店するのは)もうこりごりなので(笑)、ファンに回ってラーメンの隆盛を助けたい。ラーメンが日本だけでなく、世界食となりますように応援よろしくお願いします」とあいさつした。

 開催時間は10時~21時(11月1日、2日、6日は18時まで)。雨天決行。入場無料。期間中のラーメン販売は全てチケット制で、1杯850円

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