自由が丘北口にある「also Soup Stock Tokyo(オルソ スープストック トーキョー)」(目黒区自由が丘1)で10月25日、季節の食にまつわる知恵やアイデアを伝えるワークショップ「おいしい教室 暮らしのじかん」講座が始まった。
同店を手掛けるスープストックトーキョー(目黒区)は昨年から、本社併設のテストキッチンで講座「おいしい教室」を開講。「食を起点に『おいしいって何?』を考える」をコンセプトに、同社のスープ料理や食に関心を持つ女性が中心に受講している。
今年4月にオープンした同店で新たに開講するのは少人数制の講座「暮らしのじかん」シリーズで、月1回の開催を予定。毎回季節に合わせたテーマを設け、普段使っている食材をより上手に活用するための「暮らしのヒント」を伝えていくという。
10月25日に行われた1回目のテーマは「レモンとシロップと保存の話」で、OLや主婦など女性計12人が参加。同社で商品開発を手掛けるフードプランナーの桑折敦子さんが講師を務め、旬の果物を長く楽しめる知恵として、家庭で作れるシロップとアレンジ方法などを紹介した。
秋から冬にかけてが旬という国産レモン。同社メニューにも使われているという広島県生口島で無農薬栽培された瀬戸田のレモン(スライス)を瓶に入れ、砂糖と蜂蜜を鍋で煮詰めたコクのあるシロップを加えて完成。作りたてのレモンシロップを、レモンスカッシュやホットレモネード、フルーツブランマンジェなどにアレンジして実食した。
「『暮らしのじかん』に参加することで皆さんの暮らしが豊かになるヒントになれば、というのが私たちの願い」と桑折さん。これまで開催した講座では、料理や食べものに好奇心がある参加者が集まるだけに、自然と好みも似た人が多く見られたそうで「(講座が)参加者同士の横のつながりも生まれる『交差点』になれば」と期待を寄せる。
今後は、季節の食材や調味料などについて取り上げる予定。2回目の講座は11月上旬、募集を開始する。詳しくは同社ホームページにある「おいしい教室」で確認できる。