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「イオンスタイル碑文谷」全館開業へ 年間客数500万人目指す

5階「未来屋書店」に併設する「MIRAIYA Bookmark Lounge cafe」ではアルコールやパンケーキなどのメニューを提供する

5階「未来屋書店」に併設する「MIRAIYA Bookmark Lounge cafe」ではアルコールやパンケーキなどのメニューを提供する

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 目黒通りの総合スーパー「イオンスタイル碑文谷」(目黒区碑文谷4、TEL 03-3710-1111)が3月30日、5階~7階の高層階フロアをオープンし、全館営業を始めた。経営は「イオンリテール」(千葉市)。

ソファでゆっくりと授乳もできる6階「ベビールーム」

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 ダイエーの旗艦店だった旧「ダイエー碑文谷店」を全面改装し、昨年12月にイオンが手掛ける総合スーパー「イオンスタイル」として新規開業した同店。

 7階建てで、売り場面積は約1万5560平方メートル。先行オープンしていた1階~4階は「食品」「レディースファッション」「住まい」を取り扱い、今回オープンした5階~7階は「メンズとカルチャー」「ママと子ども」「日常のコトと集いの場」がキーワードのフロアを展開する。

 5階メンズファッション・趣味・書籍フロアは、書籍とファッションを軸に、「スノーピーク」「コールマン」のアウトドア用品、Apple製品やAV機器などデジタル関連アイテム、こだわりの文房具など「大人の男性の好きな『コト』」をワンフロアに集積する。

 ブック&カフェスタイルの「未来屋書店」(約80坪、蔵書約8万冊)は「MIRAIYA Bookmark Lounge cafe」(席数56席)を併設。1人3冊まで書店の本持ち込みにも対応する。

 スーツ、シャツ、ネクタイがオーダーできる総合オーダーコーナーには、オーダースーツブランド「ボッデガ・ミユキ」、オーダーシャツ「ベラカミーチャ」が出店。約3週間で完成する日本製「スタイルオーダースーツ」(4万5,000円~)、「パターンオーダーシャツ」(6,900円~)などを用意。そのほか、複数ブランドを集めた売り場では、旧ダイエー店舗で支持を得ていたという豊富なサイズ展開(2L~5L、一部6Lまで)のパンツやシャツなど取りそろえる。

 6階ベビー・キッズフロアは25歳~40歳代の子育てワーキングママをターゲットに、フードコート、カフェ、空気清浄や抗菌などに配慮したベビールーム、ファッション、雑貨、おもちゃ、赤ちゃん専門写真スタジオ、子ども英語教室などを展開。同カテゴリーの売り場面積は旧店舗と比べ、1.8倍増床したという。

 「家族や祖父母と気兼ねなく楽しめるスペースが欲しい」との客の声を反映したフードコート(66席)は、「サーティーワンアイスクリーム」と長崎ちゃんぽん専門店「リンガーハット」が出店。隣のエリアには、中目黒にあるベビー服ブランドのカフェ「Helianthus(ヘリアンタス)」が出店し、ベビーフードなどのカフェメニュー、ベビー服などそろえる。そのほか、ノルウェー発ベビー用品「Stokke(ストッケ)」、国内外の子ども服ブランドセレクトショップ「cm(センチメーターズ)」、乳幼児スキンケア用品や肌着をそろえる「ナチュラル&オーガニック」コーナーなども導入した。

 7階レストラン・暮らしのサポートフロアは、都内の眺望を見渡せるレストランのほか、生活に密着したさまざまなサービスを提供する。レストランは、カジュアルイタリアン「トラットリア アルポルト」(座席数46席)、韓国料理「韓国ごはん SAIKABO」(64席)、海鮮和食「お箸どころ 日乃」(64席)の3店で、7月には中国ラーメン「揚州商人」もオープンを予定している。

 テニスのガット張り替えサービスも行うスポーツ用品専門店「スポージアム」、空中ヨガスタジオ、キャリーケースを豊富にそろえるトラベルコーナーのほか、クリニック(皮膚科・歯科)、ヘアカット専門店、銀行、証券会社、ギャラリーをそろえる。

 町野弘幸店長は「昨年12月のオープンで子ども連れのワーキングマザーやファミリーの来店が増えた」といい、「1階から7階まで各フロアをわかりやすく、またイオン直営店とテナントとの一体感にもこだわった。百貨店のように7階まで上がってくる流れを作ることで滞留時間を長く、買い上げ点数を多くできれば」と話す。同店客数は昨年12月から現在まで月間約35万人で、今回の全館オープンにより年間目標客数500万人を目指す。

 営業時間は9時~22時。売り場により営業時間が異なる。

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