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自由が丘にコーヒースタンド「Sunset Coffee」 街の案内所として情報発信

古材を使い、街に溶け込む温かい雰囲気に仕上げた「Sunset Coffee」ファサード

古材を使い、街に溶け込む温かい雰囲気に仕上げた「Sunset Coffee」ファサード

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 自由が丘北口に3月19日、テークアウト専門のコーヒースタンド「Sunset Coffee」(目黒区自由が丘1)がオープンした。運営はYAGOKORO、オクズミ商事(目黒区)。

自由が丘かいわいのマップをデザインした「Sunset Coffee」カップスリーブ

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 自由が丘の街を散策する楽しさを伝える「街の案内所」がコンセプトの同店。オリジナルブレンドのコーヒーを提供しながら、同店のある「自由が丘サンセットエリア」地区に特化した情報発信拠点を目指す。

 店名の由来となった自由が丘サンセットエリアは老舗雑貨店などが並ぶ地区で、北口の中でも人通りの多い通りに囲まれた区域。2011年、目黒区が都市計画法に基づき地区の特性を生かしたまちづくりを進める「地区計画」に指定されたのを契機に、アスファルト舗装だった私道を、自然石斑岩(はんがん)を使った石畳の歩道として整備するなど、地元地権者や店舗オーナーたちがより良いまちづくりに取り組んでいる。

 場所は同地区・通り沿いにあるビル一部を改装した路面で、店舗面積は約1坪。「石畳の街並みに溶け込み、閉店後も街の風景になるような店舗」をイメージしたという店舗は古材をふんだんに使い、観葉植物を配置して温かい雰囲気に仕上げた。

 コーヒーは、三軒茶屋のスペシャルティコーヒー専門店「OBSCURA COFFEE ROASTERS」による同店オリジナル「Sunsetブレンド」を用意。提供するドリンクカップのスリーブには自由が丘かいわいのマップをデザイン、売り上げの一部は同地区に寄付し、緑化などの整備に役立てられる。

 メニューは、「本日のコーヒー」(Mサイズ350円、Lサイズ400円)、「ドリップコーヒー」「アイスコーヒー」「カフェオレ」(以上450円、500円)のほか、「紅茶」(350円)などのソフトドリンク、「パウンドケーキ」(300円)などの焼き菓子もそろえる。

 オクズミ商事の奥角翼さんは「自由が丘はコーヒーを持ちながら街歩きをする人が多いが、サードウェーブ系のおいしいコーヒーショップがないのも残念だと思っていた」と言い、コーヒーをツールにした「街の案内所」というアイデアに行き着いた。今後、店舗外壁には参加型の手作りのマップなども作っていく予定で、「この場所から自由が丘の街のコミュニケーション文化をつくっていきたい」と意気込む。

 営業時間は9時30分~15時。

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