生活雑貨、家具などの販売を手がける「キャトル・セゾン・トキオ」（目黒区自由が丘2、TEL 03-3725-8590）で2月14日より、イシイリョウコさんの作品展「Ryoko Ishii Exhibition 二月のための、ちいさな部屋」が開かれている。

　同展は、人形・雑貨作家、イラストレーターと多彩に活動するイシイリョウコさんの新作を展示販売するもので、同店での開催は初。イシイさんは女子美術大学芸術学部洋画専攻を卒業後、ハンドメードによる1点ものの人形作りを開始。ギャラリーやショップでの作品展を中心に、本、雑誌、CDジャケット用の人形やイラストなども数多く手がけている。

　人形といえば、手・足・胴体などパーツごとに作ったものを縫い付けたものがほとんどだが、イシイさんの人形は、1枚の布から作り上げた一体型ボディにアクリル絵の具で表情や洋服の色を付けていくもの。どの作品もかわいらしいだけではなく、おとぎ話から飛び出てきたような独特の世界感があり、見る者を引きつける。

　同展では、大きいものでは全長55センチもあるという約30体の人形（3,100円～40,000円）をメーンに、イシイさんの定番「顔ブローチ」（2,500円）や新作「マトさん（マトリョーシカ）キーホルダー」（3,600円）、ロングオーナメントなどのオブジェ、レターセット、ポストカードなどを展示販売する。

　展示作品について、同店広報担当の小倉淳子さんは「ひと足早い春の訪れを感じさせるような、イシイさん独特の鮮やかで楽しい色使いが特徴。思わずほほ笑んでしまうかわいらしいアイテムがそろった。すべての作品が1点ものにつき、ぜひ早めに店頭に足を運んでいただければ」と話す。

　営業時間は11時～19時30分。「Ryoko Ishii Exhibition 二月のための、ちいさな部屋」展は2月28日まで。

キャトル・セゾン・トキオRyoko Ishiiガラス作家イイノナホさんの作品展－自由が丘の老舗雑貨店で（自由が丘経済新聞）