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自由が丘で「フィンランド教育」セミナー、体験交え教育事情を紹介

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 留学・ワーキングホリデー・海外ボランティアのプログラムとサポートを行う「バンザイ・インターナショナル 北欧留学情報センター」(世田谷区奥沢6)は3月8日、セミナー「私がフィンランドで受けてきた教育」を開催する。

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 フィンランドは、OECD加盟国の15歳の生徒を対象に読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーを調査する「国際学習到達調査(PISA)」で過去世界1位・2位を独占しており、この結果を受けてフィンランドの教育に関心を寄せる日本の教育関係者が年々増えているという。

 セミナーでは、同センターのフィンランド語講師で、現在慶応大学大学院で政治学を専攻・日中問題を研究するクルキ・クリスチャンさんが、自身が受けてきた教育経験を交えながらフィンランドの教育事情について講演。そのほかフィンランドの子どもたちの生活環境に関する質疑応答や、日本の教育についての意見交換なども行う。

 同センターの河野順一社長は「今年1月に同内容のセミナーを開催したところ、保育園~大学の先生や新聞記者、大学生、主婦、これから留学する人まで幅広い参加者が集まり、その関心の高さに驚かされた。今回は多くのリクエストに応えて企画した」と話す。

 クルキさんが話すフィンランドの教育方法は、どれもがユニークで考えさせられるものばかり。その一例として「海外」について学ぶ授業では、「発展途上国の日」を3日間作り、子どもたちに赤・緑2色の切符が配られる。赤の切符を持った少数の子どもたちは、授業やゲームなど常に有利な待遇を受け、逆に緑の切符を受け取った大多数の子どもたちはすべて不利な扱いを受ける。これは赤色=先進国、緑色=途上国を意味し、先進国と途上国の違いを、身を持って体験できるもの。

 「クルキ先生によれば、この体験は大人になり海外で暮らす上で大変役立ったと話してくれた。どの学習事例も、『社会に役立つ子どもを育てる』という考え方が根底にあることがうかがえる」(河野社長)とも。

 セミナー開催時間は14時~16時。会場は自由が丘会館(目黒区自由が丘1)。参加費は2,000円。申し込みと問い合わせは、メール(info@banzai-international.com 件名に「フィンランド教育セミナー」と明記)で受け付ける。

 「バンザイ・インターナショナル 北欧留学情報センター」の営業時間は、平日=10時~19時、土曜=13時~19時。日曜・祝日定休。

バンザイ・インターナショナル 北欧留学情報センター
自由が丘に英語&北欧圏留学エージェント-北欧語の語学教室も(自由が丘経済新聞)

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