環八通り沿いにある家具・生活雑貨のデザインセレクトショップ「D&DEPARTMENT TOKYO」(世田谷区奥沢8、TEL 03-5752-0120)で6月10日、ワークショップ「東京の木でつくるスプーン」を開催する。
自分だけのカトラリーが作れる「KINO つくるキット」シリーズ、写真左から箸、さじ、バターナイフ
D&DEPARTMENTが運営する47都道府県をテーマにしたミュージアム「d47 MUSEUM」(渋谷区)で開催中の「47こども道具展」イベントの一環。
東京からの出展者で、東京・多摩地域のスギやヒノキを使ったプロダクトを手掛ける「KINO TOKYO TREE PRODUCTS」の木材カトラリーキットを使ってオリジナルスプーンを製作する。
KINO TOKYO TREE PRODUCTSによると、東京の山の約7割が多摩地域にあり、森林の約6割は人工林で構成されているという。高度成長期の輸入完全自由化で国産材の需要が下がり続けたことから伐採したスギやヒノキが使われずに放置されるケースや、最近では花粉症問題で本来の「伐り旬」を無視した伐採なども行われているという。
「日常的に木とふれあうことで、木のことをもっと好きになってもらいたい。木に関心を持ってもらいたい」との思いを込めたという商品「KINO つくるキット」は、さじ(=スプーン)、箸、バターナイフの3種類があり、丸太から建築材を切り出したあまり部分の木を小刀やカッター、彫刻刀で削って好みの形に作る。
今回のイベントでは、「KINOつくる先生」として各地でワークショップを行っている木内彩さんを講師に迎え、東京の林業の現状について学んだ後、実際に小さじスプーン製作を体験。製作途中で、木内さんが参加者に個別にアドバイスなども行う。会場では、KINO つくるキット「つくる おやこさじ(スギ・ヒノキ)」(各2,300円)の販売も行う。
開催時間は、13時~14時30分、15時~16時30分。参加費は3,500円(キット代含む)。定員は各回10人。申し込みは同店サイトで受け付ける。