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自由が丘で「アフリカンプリント」で作る浴衣展 多彩な色柄やデザインが魅力

大胆な色柄も浴衣に仕立てると不思議となじむ「アフリカンプリントの浴衣展」

大胆な色柄も浴衣に仕立てると不思議となじむ「アフリカンプリントの浴衣展」

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 アフリカ産伝統染織ブランド「SOLOLA(ソロラ)」の展示販売会「アフリカンプリントの浴衣展」が5月3日、自由が丘駅前のギャラリー「DIGINNER GALLERY WORKSHOP」(目黒区自由が丘1、TEL 03-6421-1517)で始まる。

「アフリカンプリントの浴衣展」浴衣イメージ

 「SOLOLA」は鈴木仁美さんによるアフリカ産伝統染織・手工芸品ブランド。沖縄県立芸術大学在学中からアジア、インド、アフリカなどを訪ねて現地の染織技法を学び、卒業後は国内のテキスタイルメーカーや機屋(はたや)で服地の生産に携わってきた。2011年、西アフリカ・ナイジェリアで現地の染織や手工芸の研究・ものづくりへの取り組みを始め、2017年に日本で同ブランドを立ち上げた。

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 鈴木さんによれば、多民族が暮らす西アフリカはカラフルで豊かな染織文化を持つことで知られているが「産地を訪ねて調べるうちに、数十年前までは手の込んだ布が作られていたものの、作り手が減り伝統が立ち消えてしまったり、化学繊維への移行、技術の簡素化など時代とともに産地が変容していることが分かった」という。鈴木さんは失われかけている染織の復興や生産者の育成、伝統的な手法による「現代の暮らしに合う」布作りに、現地の作り手と共に取り組んでいる。

 今回浴衣用生地として使う「アフリカンプリント」は現在は工業生産されたプリント布だが、インドネシアの「ジャワ更紗(さらさ)」をルーツに持つ綿100%生地。西アフリカでは老若男女問わず幅広く愛されている。「しっかりした綿生地で、カラフルな色柄と花や植物、幾何学などを図案化した連続柄が特徴。デザインは星の数ほどあり、布を通して見えてくる民族ごとの多様な世界が面白い」と話す。

 同展では、ギニア、ナイジェリア、ガーナ、ブルキナファソ、トーゴなどの西アフリカ諸国の市場で買い付けたアフリカンプリントを使った「仕立て上がり浴衣」と、好きな布を選んで仕立てる「セミオーダー浴衣」を用意する。

 縫製を手掛けるのは山陽地方に住む女性たちで、高齢化に伴い縫い手が年々少なくなっているという。「日本そしてアフリカで手仕事の素晴らしさとその衰退を知るにつけ、こうした手仕事を残し次世代につなげられるよう伝統染織、浴衣作りを続けたいとの思いが強くなった。普段触れる機会の少ないアフリカの布を、浴衣という形で暮らしの中で楽しんでいただけたらうれしい」とも。

 サイズは、男性用はM(身長約165センチ相当)、L(約170センチ)、LL (約175センチ)の3サイズ。女性用はフリーサイズ (約165センチ)のほか、S、Lサイズを用意する。価格はいずれも2万5,900円(送料込み)。仕上がりは7月中旬以降を予定する。ナイジェリアの伝統布「アショオケ」を使った帯用布や、ガーナ製籠バッグも展示販売する。

 開催時間は11時~19時(最終日は17時まで)。5月12日まで。

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