スウェーデンを代表するガラスアーティストの作品をそろえた展示会「エリック・ホグランのガラス展」が現在、イデーショップ自由が丘店(目黒区自由が丘2、TEL 03-5701-7555)で開かれている。
スウェーデン生まれのエリック・ホグラン(1932~1998)はストックホルムにあるコンストファック(国立芸術工芸デザイン大学)で彫刻を学んだ後、1953年にガラスメーカーのボダ(現在のコスタボダ社)にデザイナーとして入社。在籍した1973年までに個性的な作品を数多く発表し、1957年には北欧で最も権威のあるデザイン賞「ルニング賞」を受賞している。
作品は、ヨーロッパの土着文化や南米・アフリカのフォークアートにインスパイアされたという「手のぬくもりあふれる」プリミティブな作風と、北欧では珍しい気泡の入ったぽってりした肉厚なガラスが特徴。スウェーデンの伝統的なガラスと調和させることで、北欧のガラス工芸に新しい風を吹き込んだ。
同展では、ホグランの代表作・シャンデリアをはじめ、灰皿、ボトル、フラワーベース、オブジェや壁掛けのオーナメントなど100点を超える作品をそろえる。作品は販売も行い、価格帯は灰皿=8,000円~、ボトル=9,000円~、シャンデリア=12万~15万円(全て税別)。
同展担当者は「年々入手が困難になっているシャンデリアもお薦めだが、作品としてそのまま飾っても、花器として花を生けても美しい『ボトル』のラインアップが充実しているので注目していただけたら」と話す。
営業時間は11時30分~20時(土曜・日曜・祝日は11時~)。7月10日まで。