日本の食文化を支える生産者が一堂に集まるフードイベント「東京ハーヴェスト2019」が9月21日・22日、駒沢オリンピック公園(世田谷区駒沢公園1)・中央広場で開催される。主催は、オイシックス・ラ・大地(品川区)、カフェ・カンパニー(渋谷区)、東の食の会による「東京ハーヴェスト実行委員会」。
「東北応援」のキッチンカーが提供する限定メニュー、気仙沼直送のサメ肉を使った「サメバーガー」
農家、漁師、酪農家などの日本の「食の作り手」の素晴らしさを国内外に発信し、感謝と尊敬の気持ちを形にして伝えようとの思いから2013(平成25)年に始まった同イベントは今年で7回目となる。
「日本各地の『旨(うま)い』を味わい、生産者の『凄(すご)い』を体験する」をコンセプトに、過去最大となる約40人の生産者が参加し、会場限定メニューの販売やパフォーマンス、子どもも参加できるワークショップなどを展開する。
各地から旬のグルメを直送する「キッチンカー」(出店6店)のうち、「東北応援」のキッチンカーでは、東北の海産物・農産物を使ったメニューを紹介。わかめやこんぶの未利用部位を無駄なく使った「海藻ワッフル」、宮城県特産・ホヤを使ったクッパや焼きそば、気仙沼直送のサメ肉を使った「サメバーガー」「サメガパオ」などを用意する。
「屋台エリア」(6店)では、イベント限定メニューを用意する。和牛「日本短角種」を炭火で焼いた牛串、神奈川県真鶴町の老舗干物店が仏料理シェフとコラボしたアナゴのみりん干しとブランド豚「みやじ豚」のミルフィーユ串、蔵出しの東京地酒などをそろえる。
「マルシェ」(28店)では、全国各地から届いた野菜やフルーツ、平飼いのたまご、自家製パン、非加熱のはちみつなど農産加工品などが並ぶ。
このほか、生産者による実演や「東京ではめったにできない体験」というアクティビティーも用意する。魚をおいしく食べるための締め方「神経締め」の実演、多摩川でアユ漁を復活させた漁師による「投網」パフォーマンス、刈り取った稲の束を天日干しする「はざかけ」体験、泥付きネギの外皮をむくために農家が使う「ねぎの皮むき機」体験、ジャージー牛の濃厚な牛乳から作る「バター作り」など。参加体験型のワークショップは、当日の開場と同時に先着順で受け付ける。
イベント担当者は「東京にいると産地の方と交流する機会は少ないと思うが、一流の生産者とお話ししながらマルシェで買い物を楽しんだり、キッチンカーに乗った漁師さんが焼いてくれる浜焼きを味わったりしながら、日本の食を支える方々を身近に感じられる『東京の収穫祭』として楽しんでいただけたら」と来場を呼び掛ける。
開催時間は、21日=11時~18時、22日=10時~19時。