「TOKYO LEATHER FACTORY 洗える革のバッグ展」が現在、日本製雑貨とアパレルのセレクトショップ「katakana 自由が丘店」(世田谷区奥沢5、TEL 03-5731-0919)で開かれている。
【写真】洗えるレザーバッグ「ショッピングバッグ」のカラーは6色
期間中、国産の豚革を使ったスエードバッグを展示販売する同展。「TOKYO LEATHER FACTORY」は、東京・墨田区で1948(昭和23)年に創業したタンナー(皮革製造業者)が手掛ける革製品ブランド。革作りで培った技術を基にさまざまな加工方法を企画・開発しており、洗濯できる皮革素材・豚革を使った「washable leather series」は墨田区の地域ブランド「すみだモダン2015」認証を受けている。
同ブランドによると、食肉加工の副産物である豚革は日本で自給できる唯一の皮革素材で、その多くは墨田区で生産されているという。ブランドのバッグに使われる豚革は100%国産で、独自のスエード加工を施すことで心地よい感触や、自然光に照らされた時に表面の色に濃淡が生まれるなどの特徴がある。
「katakana」店主の河野純一さんは「TOKYO LEATHER FACTORYのバッグに興味を持って工場を見学したところ、革の加工の丁寧さに感動した」と話す。同展では洗えるスエードレザーシリーズから「タイショルダー」「ショッピングバッグ」など5種類を取り扱う。
買い物袋型のバッグ「ショッピングバッグ」(2万7,000円)は、付属のベルを結ぶことで手提げと肩掛けの2通りの持ち方ができる。色はマスタード、グリーン、ピンクベージュ、ベージュ、ネイビー、グレーの6色を用意する。
スクエア型のショルダーバッグ「タイショルダー」(2万4,000円)は、両端のアシンメトリーのベルトを結ぶことでワンショルダー・手提げの2通りで使える。色はマスタード、グリーン、ピンクベージュ、ベージュ、ネイビー、グレーの6色。
このほか、雫(しずく)がモチーフの「ドロップトートバッグ」(2万6,000円)、スクエア型の持ち手付きバッグ「2WAYショルダーバッグ」(2万3,000円)、「ポーチバッグ」(1万5,000円)もそろえる。価格は全て税別。
「高品質なスエードレザーは手触りがとてもソフトで発色も良い。さらに豚革ならではの特徴『軽さ』も魅力だが、以前は表革に比べ(裏革の)スエードは汚れやすいことがデメリットだった。自宅で洗える独自加工によって『気軽に使えるスエード』というのは大きな魅力」と河野さん。
営業時間は12時~19時。商品は同店オンラインショップでも取り扱う。1月22日まで。