山好きな作家たちが手掛けた絵画・刺しゅう・木彫作品を展示する「妄想山展」が2月24日、自由が丘駅前のギャラリー「DIGINNER GALLERY」(目黒区自由が丘1、TEL 03-6421-1517)で始まる。
出展するのは、山梨県に拠点を置く木工作家「Atlier Bond(アトリエボンド)」の野田沙織さん、自然や文化をテーマにした「絵描き」アーティストの伊藤佳美さん、山をモチーフにした刺しゅう作品を手掛ける山刺しゅう作家「晴れ間がのぞく」の原藍子さんの3人。
会場では、それぞれ愛する山をイメージして制作した木彫りのオブジェ、ドローイング、刺しゅうの各作品を展示するほか、山にまつわる書籍やバードホイッスルなどのアイテムもそろえる。
同展を企画した店主の鈴木宏信さんは「コロナ禍以前は何のためらいもなく行けていた山登りも自粛せざるを得ず、多くの方が我慢されていると思う。おととしから温めてきた本企画がこのような状況下で発表に至ったことは偶然とはいえ、自粛中の山好きな方たちに小さな喜びを届けられるのではないかと(今の状況を)前向きに捉えている」と話す。
初日に先駆け、無観客のギャラリーで各作家が作品について解説するインスタライブも配信する。「普段ギャラリーに来られない遠方の方や今は外出を控えているという皆さんと、作品の空気感や作家たちの思いを一緒に楽しめたら」と参加を呼び掛ける。開催日時は同22日18時~、23日13時~、15時~、17時~。期間中となる3月5日19時~にも行う。
期間中、作家は在廊しないが、メッセンジャーを使ったビデオ通話による「オンライン在廊」でギャラリー来場者とコミュニケーションを図るという。
開催時間は11時~19時(最終日は17時まで)。3月7日まで(3月1日は休廊)。入場無料。