東京五輪の聖火リレーは7月22日、都内で14日目を迎え、港区立芝公園で点火セレモニーが行われた。
【写真】自由が丘選出の聖火ランナー・梅井清香さんからEXILE MAKIDAIさんへ聖火をつないだ
新型コロナウイルスの影響で公道での走行は中止となり、目黒区、渋谷区、港区を走行予定だった聖火ランナーが点火セレモニーに参加。特設ステージにランナーが走行順に登場し、聖火をつないでいく「トーチキス」が行われた。
第1区間・目黒区は、青木英二目黒区長が第1走者を務める巨人の原辰徳監督のトーチに点火。同日、63歳の誕生日を迎えたという原監督は、次走者の三田春彦さんへ点火後、共にポーズを取る場面で、三田さんがボールを投げる動きを見せると原監督がトーチをバットに見立ててスイングするパフォーマンスを披露した。
そこから15人をリレーし、1954(昭和29)年創業の中華料理店「梅華」(目黒区自由が丘1)大おかみの梅井清香(ばい・きよか)さん(91)が登場した。聖火リレーを前に、梅井さんは「91歳でのコロナ禍に不安もたくさんあったが、感染防止を徹底し、週1回のトレーニングを1日も休まずに頑張っている。『コロナに負けない!そして(聖火ランナーを)やり遂げる!』──それが私の目標」と抱負を語った。その言葉通りの元気な足取りで、前走者の八幡信俊さんからから受け取った聖火を最終走者のEXILE MAKIDAIさんへつないだ。
MAKIDAIさんから手渡しで同じ所属事務所のDream Amiさん、EXILE MATSUさんへとトーチをつないだ後、聖火をランタンに納火。次の第2区間・渋谷区の最初のランナーのトーチには、このランタンから聖火が点火された。
聖火リレー最終日となる7月23日、東京都庁で聖火リレー到着式が行われ、聖火皿に点火する最終参加者は歌舞伎俳優の中村勘九郎さんが務めることが発表された。