目黒区のふるさと納税の返礼品に、自由が丘商店街の都市養蜂「丘ばちプロジェクト」が生産する蜂蜜「丘ばちはちみつ」が新たに加わった。
丘ばちはちみつは、自由が丘商店街振興組合が2009(平成21)年から取り組む都市養蜂で採取した、自由が丘産の天然蜂蜜。これまで地元和洋菓子店とコラボした「丘ばちスイーツ」へ材料として提供することや、街主催のイベント参加者への賞品として配布することはあったが、地場産品(非売品)の返礼品として一般に提供するのは初となる。
同組合の担当者は「自由が丘のような都会でこうした蜂蜜が採れ、街の中に多くの自然や緑が息づいていることを多くの皆さんに知ってもらいたいと日々養蜂活動に励んでいる。この機会に、都会で採れる生蜂蜜を食べてもらえたら」と話す。
内容は100グラム入りの瓶2本。受け取るための寄付額は1万6,000円以上。ふるさと納税仲介サイト「ふるさとチョイス」の目黒区のページに情報を掲載する。
目黒区によれば、ふるさと納税による区の税収流出が近年増え続けており、減収額は2019年度で約21.7億円、2020年度で約22.1億円に達したという。区民サービスに影響が生じることを懸念しており、目黒区への寄付を広く呼び掛けている。