自由が丘のまちの将来像や駅前広場全体の今後の活用について考える現地調査イベント「えきまえプラス」が3月12日、自由が丘駅前広場で開催される。主催は目黒区、後援は自由が丘のまちづくり会社「ジェイ・スピリット」、自由が丘商店街振興組合。
自由が丘駅周辺地区のまちづくりに関連する町会や商店会、住区住民会議などの各団体で構成する「自由が丘街づくり連絡調整会」(目黒区主催)が2月28日に立ち上げたまちづくりの統括組織「自由が丘エリアプラットフォーム」と、まちの30年後を視野に同組織が策定した新たなまちづくり「自由が丘未来ビジョン」の周知活動の一環で行う。
これまで自由が丘駅前は、「自由が丘女神まつり」などの大規模イベント開催で非日常のにぎわいを創出してきた。しかし今後、駅前「自由が丘1-29地区」再開発事業などによって整備される公共的空間を「まちのにぎわいや憩い、楽しみのために創造的に活用していくことが必要で、新たな使い方が期待される」という。イベント名には、フランス語で人が集まる広場を意味する「プラス」と、駅前広場に新しい活動を加える「プラスする」の意味を込めた。
イベントでは、「交流・滞留機会の創出」の観点から駅前タクシープールを人が集まる場所として活用する提案として、同所で「自由が丘未来ビジョン」の関連プログラムを展開。加えて「滞在快適性の向上」の観点から、自由が丘のまちづくりに大きく影響している「芸術」に着目し、女神広場でアートイベントを開く。
タクシープールのプログラムは、自由が丘未来ビジョンを紹介する「ポスターセッション」、住民や来街者との意見交換「街なかシンポジウム」、来場した子どもたちで未来の街の姿を1枚の絵に描く「未来の自由が丘を描こう」。
女神広場は、「-REMENBER- 子どもたちとつくるライブペイント」、「短時間で絵を変化させながら物語を描きつづるアートパフォーマンス」(14時30分~15時、16時30分~17時)、「街を回遊し子どもたちの視点で街の写真を自由に撮る子どもカメラマン」(事前予約制)。
開催時間は13時~17時。参加自由。雨天時は、自由が丘商店街振興組合(自由が丘2)で行う。