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自由が丘「ブランジェ浅野屋」が復刻パン販売 創業90周年記念

ブランジェ浅野屋自由が丘店が期間限定で販売する復刻パン「幻の!バタークリームパン」

ブランジェ浅野屋自由が丘店が期間限定で販売する復刻パン「幻の!バタークリームパン」

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 ベーカリー「ブランジェ浅野屋自由が丘店」(目黒区自由が丘2、TEL 03-5731-6950)が4月15日、期間限定の復刻パン「幻の!バタークリームパン」の販売を始めた。

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 浅野屋(本社=板橋区)が今年創業90周年を迎えることから企画した「復刻パンフェア」の一環で販売する。同社は昨年秋、「浅野屋で復刻してほしいパン」のリクエストと、その思い出を利用客から募集。その中から今回の「バタークリームパン」と、「ボンソワールショコラ」の2種類の復刻販売を決めた。

 バタークリームパンを以前販売していたのは、同社が1972(昭和47)年に東京の拠点としてオープンした旧「四谷店」。場所は同社の創業地・麹町から程近い新宿区四谷3丁目にあり、スペイン製石窯で焼くパンが人気を呼んで多くの利用客でにぎわっていたという。

 提供していたバタークリームパンは、石窯で焼いたフランスパンに練乳入りのバタークリームを挟んだもの。他店ベーカリーで現在販売されている「ミルクフランス」と呼ばれるメニューに近いが、これらと比べるとパンはハード系でサイズも大きい印象を受ける。同社マーケティング部の齋藤綾子さんは「販売当時、フランスパンなどハード系パンは日本ではあまりなじみがなく、『このおいしさを味わってほしい』とさまざまなハード系パンメニューが誕生していた」と話す。

 アンケートでは、古くからの利用客を中心に「四谷店のあのバタークリームパンが食べたい」との声が多数寄せられたといい、「職人からすると『とにかく焼きたてのパンを楽しんでほしい』との思いで始めたメニューだったが、焼きたてのパンとの相性も良く、大変人気になったようだ」とも。

 同商品に使われていたバタークリームを「販売してほしい」という利用客の要望に応え、スプレッド「練乳バタークリーム」も商品化。現在は定番商品として店頭・オンラインショップで販売している。

 バタークリームパンの価格は「当時の販売価格」で172円。数量限定で、一人5点まで。期間中は毎日11時から販売する。販売状況はツイッター、インスタグラムで随時アナウンスする。今月23日まで。復刻パン「ボンソワールショコラ」は軽井沢3店限定で、今月24日から販売する。

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