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自由が丘のカフェで「朝ミュージカル」 土日祝日限定、朝10時開演

隔月の土曜・日曜・祝日10時から、自由が丘のカフェで上演するミュージカルユニット「朝ミュージカル東京」。写真はロングラン中「僕と彼女と物憂げな傘」のワンシーン ©朝ミュージカル東京

隔月の土曜・日曜・祝日10時から、自由が丘のカフェで上演するミュージカルユニット「朝ミュージカル東京」。写真はロングラン中「僕と彼女と物憂げな傘」のワンシーン ©朝ミュージカル東京

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 自由が丘南口のカフェ「自由が丘PLUS(プラス) 南口店」(世田谷区奥沢5)で10時に開演するミュージカルユニット「朝ミュージカル東京」が、昨年7月の初演からロングランを続けている。

ロングラン中の「僕と彼女と物憂げな傘」のワンシーン

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 朝を有効活用する「朝活」ブームを受け、2013(平成25)年に東京・丸の内のカフェで始まった早朝演劇ユニット「朝劇」。その創立に携わった舞台俳優・原将明さんの働きかけにより、朝ミュージカル東京は「朝劇のミュージカル版」として2017(平成29)年、下北沢のカフェで実験的に開催したのが始まり。

 「新しい朝演劇文化を地域に根付かせたい」と昨年7月、自由が丘PLUS南口店で活動を再開。劇団「ミュージカル座」に所属する佐野眞介さんが代表・演出を務め、これまで多くのミュージカル作品を手がけてきた藤倉梓さんの脚本・作詞作曲によるオリジナル作品「僕と彼女と物憂げな傘」を隔月の土曜・日曜・祝日に上演。これまでに約600人を動員した。

 カフェでの公演について、出演者の一人で女優の関森絵美さんは「その日、その朝だけに起こる・体験できる特別な時間。公演当日の天気や気温、湿度をも味方にしながら、お客さまと一緒に呼吸をしてその空間を作り出していると感じる」と話す。「生歌とピアノの生演奏で上演しているため、いかに全てのお客さまへせりふや歌を届けられるか。体の向きや、声の飛ばし方は常に意識している」とも。

 ロングラン中の「僕と彼女と物憂げな傘」は、自由が丘のカフェで白紙の原稿を前に悶々(もんもん)とする脚本家の「僕」が主人公。隣の席で物憂げな様相で手紙を書く女性を見かけるが、その「彼女」は傘を置き忘れたままカフェを出てしまい、持ち主を追い求めて「僕」自身のストーリーが始まっていく。

 関森さんによる「見どころ」は、ピアノの生演奏と、さまざまな分野で活躍するミュージカル俳優たちが隔月替わりでキャスティングされること。「それぞれの個性を存分に味わってもらえる。約45分間のちょっぴり特別な朝体験、自由に楽しんでもらえたら」とも。

 次回公演は5月27日、28日。開演時間は10時、上演時間は約45分。料金は、通常チケット3,500円で、1ドリンク(500円)の注文が必要。特典付き「僕彼女チケット」は両公演とも完売。チケットは朝ミュージカル東京のウェブサイトで受け付ける。

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