自由が丘駅前・自由が丘美観商店街で頭上につるされた200個超のちょうちんに6月6日、明かりがともされ、通りを華やかに照らし始めた。
雑貨やスイーツなどの店が並ぶ「おしゃれな街」のイメージが強い自由が丘でも同商店街は約150メートルの区間に約90の飲食店が軒を連ね、飲んべえたちを迎える夜の繁華街。夕暮れとともに店の明かりがつき始めるが、長引くコロナ禍で、一時は飲食店に暗い影を落としていた。
商店街会長で焼き鳥店「鳥へい」を営む中村四州王(しずお)さんは「ここは自由が丘の中でも特殊な商店街。当時は休業・閉店する店もあって街路も暗く、防犯的にも問題があった」と振り返る。そこで2021年、期間限定でちょうちんをつるして通りを明るく照らしたところ、ちょっとしたお祭りのような雰囲気になり利用客から好評だったという。
現在は飲食店に人の波も戻りつつあるが、「どんどんお客さんに来てほしい」と夏限定で通りに再びちょうちんの明かりをともす。「今回は酒類メーカーの協力で200個を超えるちょうちんが集まり、青や黄、ピンクなどをカラフルに設置できた。ちょうちんの明かりの下で『外飲み』が楽しめる週末企画も検討している。自由が丘に来たら美観街に足を運んでほしい」と呼びかける。
点灯期間は8月末までの予定。期間中は、同商店街公式インスタグラムでフォトコンテストも開催する。