目黒区出身の落語家・春風亭柳枝(りゅうし)さんの独演会「めぐろ柳枝を聴く会~其(そ)の二」が10月5日、めぐろパーシモンホール(目黒区八雲1)小ホールで開かれる。
柳枝さんは1981(昭和56)年、目黒区柿の木坂生まれ。2006(平成18)年、春風亭正朝さんに入門し、「正太郎」を名乗る。2009(平成21)年に二つ目に昇進し、2021年3月には真打ち昇進とともに落語界の大名跡とされる「春風亭柳枝」を九代目として襲名した。
正統派の古典落語で高座を務め、今年6月には東京・国立演芸場主催の2022年度「花形演芸大賞」銀賞を受賞した。
柳枝さんが「地元が柿の木坂の私にとって、めぐろパーシモンホールは私のホーム」と話す同ホールでは、二つ目時代から独演会を年1回開催。真打ち昇進に合わせて独演会をリニューアルし、今回で2回目となる。柳枝さんは「今回は、同じく目黒が地元の江戸家猫八師匠をお迎えし、私は『芝浜』とほか1席を目いっぱいおしゃべりする。皆さまに来場いただければ」と呼びかける。
ゲストの江戸家猫八さんは、動物ものまねで知られる演芸家。今年3月、祖父が三代目、父が四代目を名乗っていた名跡・江戸家猫八を五代目として襲名。江戸家のお家芸・ウグイスの鳴きまねをはじめ、アルパカ、フクロテナガザル、ヌーなど約100種のレパートリーを持ち、寄席を中心に出演している。
19時開演。料金は3,500円(目黒区民は3,000円)。全席自由。問い合わせはオフィスエムズ(TEL 03-6277-7403)まで。