東急大井町線の急行車内で11月22日、東急線沿線を舞台にしたアニメーション映画「窓ぎわのトットちゃん」(12月8日公開)とコラボしたアナウンス放送が始まった。
全世界で2500万部超を売り上げた俳優・黒柳徹子さんの自伝的著書「窓ぎわのトットちゃん」の初の映画化となる同作。以前の小学校を退学になったトットちゃんが、目黒区自由が丘にあった「トモエ学園」で経験した思い出が描かれている。
主人公のトットちゃんが通学に使ったのが現在の東急大井町線で、映画では今から約80年前の自由ケ丘駅(旧表記)駅舎の様子や当時の車両などが描かれている。「現在の大井町線自由が丘駅、北千束駅、九品仏駅エリアが舞台で、当社にゆかりの深い作品となっている」(東急)ことから、今回のコラボレーションが企画された。
アナウンスを担当したのは、主人公トットちゃん役の声優を務めた大野りりあなさん。現在7歳で、作中のトットちゃんと同い年。生き生きと演じる声に、黒柳さん自身が「トットちゃんのイメージにぴったり」と言うほど。
車内アナウンスが流れるのは大井町線急行6000系、6020系電車のみ。タイミングは、二子玉川駅(上り)・大岡山駅(下り)出発後と、自由が丘駅到着前(上り・下り)の2回。
自由が丘駅到着間近に流れるアナウンスでは「次は、トットちゃんが通っていた『トモエ学園』の最寄り駅、自由が丘です。電車から降りるときは、足元に注意してね。それじゃ、この先もお気をつけて。トットちゃん役の大野りりあなでした」と乗客に呼びかける。
SNS上では、「車内アナウンスがトットちゃんになってた」と驚く声や、「トモエ学園のあった自由が丘限定なのかしら面白いね」などの声が見られる。
アナウンス放送は12月22日まで。