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自由が丘で能登半島復興支援オークション シャンデリア作家とコラボ

5月開催の「自由が丘スイーツフェスタ」駅前会場に展示したキムソンへさんの作品「薔薇(ばら)/Rose」(写真提供=自由が丘商店街振興組合)

5月開催の「自由が丘スイーツフェスタ」駅前会場に展示したキムソンへさんの作品「薔薇(ばら)/Rose」(写真提供=自由が丘商店街振興組合)

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 アートの力で能登半島地震の復興を支援しようと、自由が丘商店街とアーティストによるオークションが7月27日から、自由が丘で開催される。

オークション出品作品「女神/Goddess」

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 発起人は、アートによるまちづくりに取り組む「自由が丘アートコミュニティー」。自由が丘商店街振興組合の青年部が中心となって昨年設立し、「街の未来を担う子どもたちの感性を育む場所へ」をコンセプトに街でアートイベントを展開している。

 出品するのは、街が5月に開催したイベント「自由が丘スイーツフェスタ」のためにシャンデリアアーティストのキムソンへさんが制作した作品5点。自由が丘にまつわる5つのテーマ「薔薇(ばら)」「自由」「お菓子」「蜂」「女神」をイメージして作られた。

 1982(昭和57)年、東京生まれのキムソンへさんは、不用品に新たな価値を与えて再生する「アップサイクル」の手法で、使わなくなったおもちゃやぬいぐるみなどをコラージュした独創的な作品で知られる。3月には、全国のアーティストによる復興支援プロジェクト「DEAR_to(ディア・トゥ)」の一環で、能登半島地震で被災した「のと鉄道」を応援するシャンデリア作品を地元の児童と制作した。

 自由が丘アートコミュニティー委員長の薄羽友紀さんは「今回出品する作品は、自由が丘の子どもたちに持ち寄ってもらったおもちゃで作ったもの。作品を通して、子どもたちの街への思い入れが深まればとの思いがあった」と話す。色鮮やかなシャンデリアは「自由が丘スイーツフェスタ」期間中、街中に展示した。

 薄羽さんは「一日も早い被災地の復興を願うキムソンへさんと自由が丘の思いが込められた作品を、日常に迎え入れてもらえたら」と参加を呼びかける。

 期間中、作品はオークション特設会場(目黒区自由が丘2)に展示。入札は最低価格5万円からで、会場とネットで受け付ける。売上金から製作費などの実費を差し引いた全額を、石川県商店街振興組合連合会に届けるという。

 開催時間は15時~20時。入場無料。8月2日まで。初日はキムソンへさんを迎え、オープニングレセプション(14時~17時30分)も行う。

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