フランス人アーティスト、アレクサンドラ・デュプレさんの個展「Les mains interieures|内なる手」が5月9日、自由が丘駅前のギャラリー「DIGINNER GALLERY(ディギナー・ギャラリー)」(目黒区自由が丘1、TEL 03-6421-1517)で始まる。
「Les mains interieures|内なる手」展示作品
デュプレさんは1974年、仏カンペール生まれ。フランスを拠点に、1990年代半ばから直感的なアプローチによるドローイングとペインティングを軸に制作を続けてきた。
作風の背景には、1940年代にフランスで提唱された「アール・ブリュット(英訳・アウトサイダー・アート)」と呼ばれる従来の芸術教育など規制の枠にとらわれない芸術表現や、「フォークアート」の影響があるといい、具象と抽象の間にある「夢のような幻想世界」を描き出す。
日本初の個展となる同展では新作を含む約30点を展示。絵画とテキスタイルによるコラージュ作品などもあり、「作家の内的なイメージの生成プロセスと、その視覚的展開を紹介する」という。
同店主の鈴木宏信さんは「彼女の作品の中心的なモチーフとなるのが『身体』。分裂や変容を繰り返す身体は、動物や植物の要素を内包しながら、固定された形を持たない存在として描かれる。描き加え、覆い重ねるというプロセスを通して生まれるイメージの断片は、連続的に更新される物語の一部として画面に蓄積されていく」と話す。
初日にはデュプレさんを迎え、オープニングレセプション(18時~20時)を開く。併せてデュプレさんがフランスで制作した小冊子型の画集(4,400円)や、デュプレさんが参加した「目」をモチーフにした作品集「Clin d’œil(クラン・ドゥイユ)」(twelvebooks)も販売する。
開催時間は11時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。月曜定休。今月31日まで。