奥沢の宮本三郎記念美術館(世田谷区奥沢5、TEL 03-5483-3836)で11月30日、トークイベント「白寿記念・フェアレディZの父 片山豊氏が語る、カー・デザインとこれからの自動車産業」が開催される。
主催する「宮本三郎記念美術館と地域の会」は、地域有志が集まって同館の活性化を目的とした企画を手がけており、地域に縁のある人物によるトークイベントを定期的に開催。今回は、自由が丘在住で元米国日産自動車社長の片山豊さんを迎える。
「フェアレディZ」生みの親として知られる片山さんは1909年生まれ。1960年に渡米し、スポーツカーの時代到来を見抜いて1969年「ダットサンZ(日本名=フェアレディ240Z)」をアメリカに持ち込み100万台以上の販売に成功。1998年には、同車の開発・普及促進の功績が認められ、日本人としては4人目となる「米国自動車殿堂(Automotive Hall of Fame)」入りを果たしている。
トークイベントは2部構成。前半は、資料映像を交えながら片山さんの孫で「日経 Automotive Technology」編集長・鶴原義郎さんとの対談形式でフェアレディZ誕生秘話を明かす。後半は、カーデザインをメーンにこれからの自動車産業について語る。そのほか当日、同館敷地内で初代フェアレディZの公開も予定。
開催時間は14時~15時30分。参加費は500円。定員は50人(申し込み多数の場合は抽選)。申し込みは同館サイトから。